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木もれ日を縫う

木もれ日を縫う

木もれ日を縫う

作家
谷瑞恵
出版社
集英社
発売日
2016-11-04
ISBN
9784087710151
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木もれ日を縫う / 感想・レビュー

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優愛

行方不明だったはずの母親が突如現れ、深い愛情を持って上京した三姉妹の関係を修復していく再生の物語。その姿はまるで様々な悩みやコンプレックスという端切れを縫い合わせてパッチワークを作り上げる行程によく似ている。私達は生きる故に増え続けていく"端切れ"が疎ましく思う事もある。それが思い出であっても後悔であっても。足並み揃わず付いてくる重荷として捉えてしまう時が、きっとあるのだ。そんな"恥ずかしかった部分"が作中では繋ぎ合わせる事で人生になり、絆となる。絡んだ糸を手繰り寄せる彼女達の姿に光を当てた作品名は秀逸。

2017/07/02

はる

故郷を捨てて東京で暮らす三姉妹のもとに、突然行方不明の母親が現れます。かつては母親を嫌っていたはずの姉妹ですが…。パッチワークに込められた母の愛情と絆の物語。愚鈍なまでに母親の一途な愛情がただただ切なくて、自分の母に想いが重なり泣けてしまいます。ただ、何となく違和感を感じる物語でもあるのですが。

2017/02/15

冴子

表紙とタイトルの美しさと「思い出のとき、修理します」の作家さんだな、と思って手にしました。正直面白いとは言えません。仲の良くない三人姉妹とか、山姥とか、共感できないし。ただ、パッチワークが好きで、色々作っていた時期があったので、自分はどんな気持ちで縫っていたのかなぁ、と振り返ってみました。気に入った言葉<大きな幸せはなかなか手に入らんけど、小さな幸せをいっぱい集めたらええやん?>そうですね。欲張らずに。

2017/05/03

ひめありす@灯れ松明の火

木漏れ日は木の葉が太陽の光を細かくちぎった形。だから一つとして同じものはないの。きっとパッチワークにはピッタリね。まる、さんかく、しかく。どんな形だって大丈夫。手をかければいいだけだから。繊細だけど案外虫には強い絹。丈夫そうだけれど皺になりやすい麻。手間もかかるし複雑だけど、耐久性十分の紬。一枚の布にしてしまえば、等しく大切に扱うから。お母さんの手は魔法の手。弱点も強みも受け入れる。私達の思い出はパッチワークみたいなもの。紆余曲折経てやがて綺麗な小さな物だけを、抱えるようになる。それがきっと愛情というもの

2017/01/31

おたけஐ೨💕🥒🍅レビューはボチボチと…

80/100点 行方不明の母親の突然の上京により、それまでバラバラだった3姉妹が次第に分かり合えていく、母と娘たちの切なくて優しい家族の物語。あまり仲の良くなかった娘たちの関係が、徐々に良くなっていく過程が描かれていて、楽しく読めました。ただ山姥を前面に出した構成や、あまりにも偶然に頼りすぎる展開など、ちょっとどうかなと思えるところがあったのは残念です。

2016/12/17

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