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そういう生き物

そういう生き物

そういう生き物

作家
春見朔子
出版社
集英社
発売日
2017-02-03
ISBN
9784087710540
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そういう生き物 / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

すばる文学賞受賞作品で読メで気になり手にとりました。作家さんは北海道の方で、今も薬剤師として働きながら、小説を書いているそうです。読了してタイトルの持つ深い意味が伝わりました。薬剤師の「千景」とスナック勤めの「まゆ子」は高校時代の同級生で、再会したのをキッカケに一緒に暮らし始めます。「千景」の研究に関わる「先生」との穏やかなやりとりや、先生の孫「央佑」君と不思議な仲になっていく「まゆ子」とのチグハグなやりとりに、なんだかとても癒されます。なんてことない至ってフツーな風景や出来事ですが、とても印象的でした。

2018/07/14

しんごろ

同級生2人が同居して、あーでもないこーでもないという話なんですが、独特な世界に誘われましたね(^^;)千景とまゆ子のそれぞれの視点から、話は進みますが最初は、なんか不思議!いや妙な違和感…。そんな感じですね。途中から理解したら、ああ、そういうことなのねと、面白く読めました。さりげなくあっさり、妙な心地よさを感じる物語でしたね。千景、まゆ子、央佑を含めた登場人物プラスかたつむり…。確かに『そういう生き物』だわと納得させられた物語でした。北海道出身の作家さん!次回作も楽しみです。

2017/10/14

いつでも母さん

不思議な読後感。嫌いじゃないがこればかり続くなら困る・・『性』ってなんだろ?って、ちょっと考えちゃったなぁ。当人たちの当たり前の、何気ない会話がたんたんと綴られているだけなのに、なんとなく気になる。そんな私は第三者で傍から見てるだけなのだなぁ。

2017/03/07

なゆ

思えば、人間って実に面倒くさい生き物だ。単純に、生まれて成長して番って命を繋いで死んでゆく…と本能のままに生きられれば楽なんだろうに、なんかやたら複雑に生きなくちゃいけない。でもそういう生き物だから仕方ない、のかな。仲がいいようでもない千景とまゆ子の微妙な同居生活と謎めいた過去に、惹き込まれた。〝そういう生き物〟という言葉がすべてを飲み込み、心地よく感じられる。ラストもふわっと曖昧な感じがいい。とても好きな感じの空気感だった。すばる文学賞受賞作ということで、今後が楽しみですね~。

2017/05/27

takaC

ふむ。”そういう生き物”とはそういう意味だったのか。これもまた7.6%(13人に1人らしい)の話。

2017/04/02

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