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琥珀の夢 上 小説 鳥井信治郎

琥珀の夢 上 小説 鳥井信治郎

琥珀の夢 上 小説 鳥井信治郎

作家
伊集院静
出版社
集英社
発売日
2017-10-05
ISBN
9784087711233
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国産ウイスキー造りに命を捧げた男の人生は…伊集院静“初”の企業小説『琥珀の夢』ドラマ化!

『琥珀の夢』上(伊集院静/集英社)

 サントリーの創業者・鳥井信治郎の生涯を描いた長編小説『琥珀の夢』のテレビドラマ化が明らかになった。ファンからは、「遂にドラマになるのか! 絶対に観なきゃ!」「今から楽しみ過ぎる!」と歓喜の声が上がっている。  現代の日本では本格的で美味しいワインやウイスキーを楽しめるが、鳥井が生まれた明治時代は砂糖や薬草を入れただけの甘味果実酒だったという。そこで鳥井は自らウイスキーを生産しようと考え、大阪と京都の境にある“山崎”に蒸留所を建てて… という展開で幕を開ける原作。

 ドラマはテレビ東京系で放送され、主演には映像作品や舞台など多岐にわたって活躍する内野聖陽が。内野が同局のドラマで主演を務めるのは約6年ぶりだそうで、ドラマ公式サイトでは「『やってみなはれ』の言葉が届くといいな、なんて思ってます」「オモシロくて、ためになって、元気でイキのいい作品にしたいです」と意気込みをコメント。著者の伊集院静は、「皆さんがドラマをご覧になって、『ああ面白い人物が明治の時代にいたんだな』と思って一杯飲んでいただければと思います」と語っ…

2018/4/16

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琥珀の夢 上 小説 鳥井信治郎 / 感想・レビュー

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starbro

伊集院静は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。著者が経済人の物語を書くのは、初めてではないでしょうか?上巻は丁稚奉公・青春編といった趣です。本書の帯に信治郎(しんじろう)繋がり?で、小泉純一郎元総理が推薦文を書いています。続いて下巻へ、トータルの感想は下巻読了後に。

2017/10/16

文庫フリーク@灯れ松明の火

明治40年、寿屋洋酒店(サントリーの前身)に修理終えた外国製高級自転車の納品に訪れた丁稚の幸吉少年。店内に並ぶのは、丁寧に磨かれ黒光りする葡萄酒の瓶。社長の鳥井信治郎から「何をしてんのや」と声を掛けられ「この棚の葡萄酒があんまり綺麗なんで、つい見惚れてしもうて」幸吉の言葉に「見どころがある」と自身の商いの理念を話し、やさしく頭を撫でる信治郎。この幸吉少年が後の【経営の神様】松下幸之助氏。その人柄に魅了され、尊敬し、15歳年下の松下氏が興した事業の相談に乗り、助言を惜しまなかった鳥井信治郎。没後20年→続

2018/01/15

とん大西

いやぁ、とにかく面白い。サントリー創業者鳥井信治郎の立身出世物語。伝記モノは説教臭いイメージがあってちょいと敬遠しがちですが、信治郎の立ち居振舞いと奇人スレスレの行動力に嵌まってしまいました。なんとも魅力的でおもろい!上巻は丁稚奉公の青春編。洋酒文化の可能性に未来の商いを五感で感じた信治郎がいよいよ動き始めます。さぁ、この熱量のまま下巻へ(^^)

2019/01/19

ウッディ

サントリー創業者・鳥井信治郎の伝記小説。丁稚奉公先でめきめき頭角を現し、店主と共にウイスキーやワインの調合に励み、独立するまでの前半。努力を惜しまず、感謝の気持ちを忘れず、ここぞという場面で大胆な行動に出る偉人の片鱗が垣間見えます。ボンドで有名なコニシの創業者の所で奉公していた事を初めて知りました。大阪の地名や大阪商人の言葉も懐かしい。一生懸命頑張れば夢をつかむことができた時代が羨ましく、リスクや忖度云々といった世知辛い今の自分の仕事が嫌になってしまう物語でした。ワクワクしながら、下巻に入ります。

2018/10/16

修一郎

痛快明治男鳥井信次郎の立身出世物語だもの,そりゃ面白いよね。欧米に追い付け追い越せと前向きな日本を相手に洋酒事業という新しい商売に挑戦していく信治郎さん。夢と能力と運があれば,明るい未来が開けていくという商人版坂の上の雲のようだ。伊集院さんが感じ入った陰徳という生き方を母クニの信心で叩き込まれた信治郎。商売人としてのスタートが合成酒の職人から台頭してきたというところが胡散臭くて時代を感じる。伊集院さんの筆は抑え気味で人となりをちゃんと描いていこうという意思が感じられます。下巻へ…

2018/01/18

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