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チンギス紀 一 火眼 (かがん)

チンギス紀 一 火眼 (かがん)

チンギス紀 一 火眼 (かがん)

作家
北方謙三
出版社
集英社
発売日
2018-05-25
ISBN
9784087711325
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「チンギス紀 一 火眼 (かがん)」のおすすめレビュー

『大水滸伝』を完結させた作家・北方謙三、待望の新作! 稀代の英雄チンギス・カンの生涯を描く『チンギス紀』1・2巻同時刊行

『チンギス紀 一 火眼』(北方謙三/集英社)

『チンギス紀 二 鳴動』(北方謙三/集英社)

 約17年という歳月をかけて『水滸伝』『楊令伝』『岳飛伝』の3作から成る全51巻「大水滸伝」シリーズを完成させた北方謙三。同シリーズは累計発行部数1100万部を突破し、熱烈なファンを数多く抱える大ベストセラーとなった。そんな北方謙三の新たな歴史大河小説として2017年より「小説すばる」で連載がスタートした作品が『チンギス紀』。この度、その単行本第1巻『チンギス紀 一 火眼』・第2巻『チンギス紀 二 鳴動』が同時刊行! タイトルからわかるように本作は、ユーラシア大陸を人類史上最大規模の広域にわたって支配したモンゴル帝国の初代皇帝チンギス・カンを主人公にした物語だ。

 チンギス・カンは12世紀半ば(生年不詳)にモンゴル族キャト氏、イェスゲイの長子として生誕。テムジンと名付けられた。1206年、モンゴル草原の諸部族の統一を果たしたテムジンはモンゴル帝国の支配者、チンギス・カンとして即位。以降、ユーラシア全域に次々と版図を広げていき、一代にしてかつてないほどの強大な帝…

2018/6/6

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大人気「大水滸伝」シリーズ完結から2年。新たな長編シリーズ、1・2巻同時発売!『チンギス紀』北方謙三インタビュー

 待ちに待った新シリーズ、題材は帝国を築いた英雄、チンギス・カン! 小さな氏族に生まれた13歳のテムジン(のちのチンギス・カン)の波乱の生涯が幕を開ける。

北方謙三 きたかた・けんぞう●1947年佐賀県生まれ。81年『弔鐘はるかなり』でデビュー。83年『眠りなき夜』で第4回吉川英治文学新人賞、2005年『水滸伝』で第9回司馬遼太郎賞、16年「大水滸伝」シリーズで第64回菊池寛賞など、多くの文学賞に輝く。13年には紫綬褒章を受章。著書に『楊令伝』『三国志』『史記 武帝紀』ほか多数。  

 2年前に完結したものの、いまも読者を増やし続け、累計1100万部を超える大ベストセラーとなっている「大水滸伝」シリーズ。いまや北方さんの代名詞ともなったこの作品に続く歴史大河小説がついに幕を開けた。タイトルは『チンギス紀』。主人公は誰もが知るモンゴル帝国初代皇帝、チンギス・カンだ。12世紀後半、大空が広がる雄大な風景に抱かれた草原に生まれ、やがてユーラシア大陸全土へと広がる大帝国の礎を築いたこの男の生涯を、北方さんはどのように描くのか。まずは新シリーズ…

2018/6/9

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チンギス紀 一 火眼 (かがん) / 感想・レビュー

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starbro

北方謙三は、永年に渡って新作をコンスタントに読んでいる作家です。大水滸シリーズが完結して、もう超長編は描かないのかなと思っていた矢先、新シリーズ『チンギス紀』が始まりました。https://www.shueisha.co.jp/kitakata/chingisuki/ これに合わせて【チンギス紀完読プロジェクト】を始動させました。脳内BGMは当然この曲 https://www.youtube.com/watch?v=ol50CA0WQEk まずは第一巻、13-14歳 弟殺し⇒放浪⇒帰還、続いて第二巻へ!

2018/06/19

ひこうき雲

『そういう歴史は俺が作ります』─チンギスハーン13歳。弟殺しの罪で追われ、過酷な旅に出るところから、物語は始まる。漢、漢、漢…壮大な北方ロマン開幕!

2020/12/27

とん大西

北方謙三さん初読みのうえ、モンゴル帝国の歴史も初挑戦。『弟を殺したのも俗。逃げたのも俗。俺は俗にまみれる。その俗の中から俺が歴史をつくる。』-父を亡くし、弟殺しの汚名を着て一族を離れたテムジン13歳。砂漠を放浪し、南の異民族の国へ。今やモンゴルの草原は群雄が割拠する戦国時代。鹿の肉を食い、羊を飼い、馬乳酒を飲み、馬を駆る遊牧の民達、戦士達。少年テムジンは燃えるような眼で臥竜の如く覚醒をまつ。歴史をつくる英雄、後のチンギスカンとなるべく。冒険活劇のような英雄の硬質な黎明期。このあとの活躍にワクワクします。

2018/11/03

あすなろ

草原の歴史は、語り部も曖昧なことしか語らない。しかしそれは語られるだけでいい。記述される歴史は俺が作ります。そんな成長を遂げたテムジン。物語は、耐えるところから始まる。弟を斬った時から楽をして生きてはならないと自らに課した少年は、自らが若いことを、身を切られる程つらいと称す。この辺りの描写が堪らなく好きだ。こういう北方節は、ハードボイルド時代から連綿と続く酔わせる表現。かの見城氏が、引退したらゆっくり北方中国史を愉しみたいと語る。寝しなに酔わされながら読了したシングルモルトウィスキーの様な一冊であった。

2018/10/30

まえぞう

水滸伝の次はチンギスです。モンゴルものはいくつも読んでいて、好きなテーマですが、北方さんはどう描いてくれるか楽しみです。まだ始まってませんが、特に戦闘シーンに期待しています。

2018/07/16

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