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古本屋台 (書籍扱いコミック)

古本屋台 (書籍扱いコミック)

古本屋台 (書籍扱いコミック)

作家
Q.B.B.
久住昌之
久住卓也
出版社
集英社
発売日
2018-04-05
ISBN
9784087711370
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「古本屋台 (書籍扱いコミック)」のおすすめレビュー

渋い…渋すぎるぞ! 『孤独のグルメ』の原作者が弟と共に送る究極の昭和の匂い

『古本屋台』(Q.B.B.〈久住昌之:作、久住卓也:画〉/集英社)

 テクノロジーの進化が止まらない。品質向上、時間短縮、効率重視…それらをひたすら目指して、今の私たちはパソコンやスマートフォン、AIなどをいともたやすく日常生活で用いるようになった。一方でそんな進化のレールから外れたアナログ回帰の動きもある。音楽の世界でいえば、CDからブルーレイへと移りつつある中、あえてターンテーブルで、レコードに針を落とす瞬間を楽しんでいる人もいるようだ。

『古本屋台』(Q.B.B.〈久住昌之:作、久住卓也:画〉/集英社)は、『孤独のグルメ』の原作者である久住昌之氏が実弟の卓也氏と組んだユニットQ.B.B.が送る激シブ漫画だ。その世界には“テクノロジー”のかけらもない。どこかに残っていてほしいと願わずにはいられない、昭和の時代のアナログ感が漂っている。

■「古本屋台」とはなんぞや? “古本”と書かれたちょうちんをぶら下げ、夜中になるとどこからともなくあらわれる「古本屋台」。屋台好き、古本好き、酒好きは各々存在しているだろうが、この3つが一体となった「古本屋台」には…

2018/6/21

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古本屋台 (書籍扱いコミック) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

KAZOO

久住さん原作のコミックで、前に読んだ「ビブリオ漫画文庫」に一部収められていて趣が異なるコミックに若干印象に残っていました。見開き2ページで一つの話があるのですが、時間がゆったりと進んでいるようなこの世界にはまり込んでしまいます。読み直したくなる本です。Q.B.B.が何かはぜひ読んで楽しんでください。

2018/11/10

へくとぱすかる

古本の好きな人なら、即買いだろう。屋台の古本店。現実にはありえない商売だろうけど、読むうちに、本当にどこかにありそうな気になってくる。登場人物たちのキャラが見事に立っていて、主人公のサラリーマンの心理と、おやじさんの立ち振るまいもいい。こういうのを「渋い」と言うべきなんだろう。発売からまだ10日なのに、この本自体が古本っぽく見える! 凝った装丁。

2018/04/16

keroppi

古本屋台、最高だな。白波のお湯割り飲みながら古本を読む。いいなぁ。またしばらくしたら、きっと寄りたくなってくるな。

2018/11/18

厩戸皇子そっくりおじさん・寺

古本にまつわる話を集めたアンソロジー『ビブリオ漫画文庫』(ちくま文庫)に一部掲載されていて知った漫画。このアンソロジーの中でも光っており、すぐに気に入ってしまった。さつま白波のお湯割りを1杯だけ100円で飲ませてくれる古本の屋台。稀覯本を扱っている渋い屋台である。主人公は表紙で空を見上げるヒゲの男だが、本好きな主人公の目を通して見る屋台とそのオヤジさんの良さ。渋いユーモアがある。常連客の一人「ギョラちゃん」はやはり荻原魚雷だろうか。主人公とその彼女(のちの夫人か?)の若き日を描いた猫漫画『アネコダ』併録。

2018/06/02

kokada_jnet

今はなき『彷書月刊』に連載されてた渋すぎる古本2ページ連載漫画。あわせて収録の、雑誌『猫びより』に短期連載されていた猫好き女子漫画「アネコダ」も、連載時から好きだった。どちらの漫画にも、著者の地元である井の頭公園が登場。自分が井の頭公園の真ん前のマンションに住んでいて、知人を大勢よんで花見をしたことを思いだす。

2020/12/05

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