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チンギス紀 二 鳴動 (めいどう)

チンギス紀 二 鳴動 (めいどう)

チンギス紀 二 鳴動 (めいどう)

作家
北方謙三
出版社
集英社
発売日
2018-05-25
ISBN
9784087711431
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「チンギス紀 二 鳴動 (めいどう)」のおすすめレビュー

『大水滸伝』を完結させた作家・北方謙三、待望の新作! 稀代の英雄チンギス・カンの生涯を描く『チンギス紀』1・2巻同時刊行

『チンギス紀 一 火眼』(北方謙三/集英社)

『チンギス紀 二 鳴動』(北方謙三/集英社)

 約17年という歳月をかけて『水滸伝』『楊令伝』『岳飛伝』の3作から成る全51巻「大水滸伝」シリーズを完成させた北方謙三。同シリーズは累計発行部数1100万部を突破し、熱烈なファンを数多く抱える大ベストセラーとなった。そんな北方謙三の新たな歴史大河小説として2017年より「小説すばる」で連載がスタートした作品が『チンギス紀』。この度、その単行本第1巻『チンギス紀 一 火眼』・第2巻『チンギス紀 二 鳴動』が同時刊行! タイトルからわかるように本作は、ユーラシア大陸を人類史上最大規模の広域にわたって支配したモンゴル帝国の初代皇帝チンギス・カンを主人公にした物語だ。

 チンギス・カンは12世紀半ば(生年不詳)にモンゴル族キャト氏、イェスゲイの長子として生誕。テムジンと名付けられた。1206年、モンゴル草原の諸部族の統一を果たしたテムジンはモンゴル帝国の支配者、チンギス・カンとして即位。以降、ユーラシア全域に次々と版図を広げていき、一代にしてかつてないほどの強大な帝…

2018/6/6

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大人気「大水滸伝」シリーズ完結から2年。新たな長編シリーズ、1・2巻同時発売!『チンギス紀』北方謙三インタビュー

 待ちに待った新シリーズ、題材は帝国を築いた英雄、チンギス・カン! 小さな氏族に生まれた13歳のテムジン(のちのチンギス・カン)の波乱の生涯が幕を開ける。

北方謙三 きたかた・けんぞう●1947年佐賀県生まれ。81年『弔鐘はるかなり』でデビュー。83年『眠りなき夜』で第4回吉川英治文学新人賞、2005年『水滸伝』で第9回司馬遼太郎賞、16年「大水滸伝」シリーズで第64回菊池寛賞など、多くの文学賞に輝く。13年には紫綬褒章を受章。著書に『楊令伝』『三国志』『史記 武帝紀』ほか多数。  

 2年前に完結したものの、いまも読者を増やし続け、累計1100万部を超える大ベストセラーとなっている「大水滸伝」シリーズ。いまや北方さんの代名詞ともなったこの作品に続く歴史大河小説がついに幕を開けた。タイトルは『チンギス紀』。主人公は誰もが知るモンゴル帝国初代皇帝、チンギス・カンだ。12世紀後半、大空が広がる雄大な風景に抱かれた草原に生まれ、やがてユーラシア大陸全土へと広がる大帝国の礎を築いたこの男の生涯を、北方さんはどのように描くのか。まずは新シリーズ…

2018/6/9

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チンギス紀 二 鳴動 (めいどう) / 感想・レビュー

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starbro

【チンギス紀完読プロジェクト】第二弾、『鳴動』です。モンゴルの大草原が広がってくるイメージ!テムジン(チンギス・カン)は『武』の人と認識していましたが、『史記』や『三国志』を読む等、文武両道の人でした。世界史でも十本の指に入る程の英雄・スーパースター『チンギス・カン』を北方謙三が、どう描いていくのか、興味深いものがあります。これまでの実績経験からすると、本シリーズは全7~10巻程度でしょうか?今年10月の第三巻も大変楽しみにしています。

2018/06/19

とん大西

なかなかの焦れったさ(^o^;)。逃亡していたテムジンが一族のもとに帰還して終わった前巻。本巻でいよいよ再起かと思わせつつ、前半・中盤での静かな展開に少々退屈気味。加えてモンゴルの群雄達の耳慣れない名前。「誰やったっけ?」と戸惑いながら人物紹介と地図が載ってる巻頭をいったり来たりしながら読み進め…。でも、後半から読ませる。冒険活劇のようなテムジンの躍動感がブレイク。決して天下無敵ではない。未熟なカリスマが少数精鋭の軍団を率いて成り上がろうとしています。ツンデレな作品ですが、やはり次も期待しちゃいます。

2018/11/15

まえぞう

まだまだ小規模ですが戦闘が始まりました。これから、ジャムカやトーリル・カンとの関係の変化がどう描かれるのかも楽しみです。水滸伝の塩の役割を鉄が担っていきそうですね。なんか、漢の時代の塩鉄論のようです。

2018/07/21

イトノコ

2巻。草原に帰還したテムジンの元に徐々に人が集まり始める。単純な戦よりも、鉄をキーワードとした組織作りに比重を置いた語りが実に読ませる。チンギスはやはり戦の天才ではなくシステム作りの天才だったのだなぁ。また驚くのは人物・心理描写の濃密さ。咬ませ犬としてしか見たことのないタルグダイやトクトアまでも、それぞれ小心者、覇気のない秀才などと人物像がじっくり描かれる。テムジンなどの英雄よりも彼らに親近感を感じてしまうのが我ら凡人の悲しさ。しかしこれだけの頁数を使ってまだ最序盤…いったい何巻、何年のスケールに?

2018/10/19

つーこ

ふ〜ん。鉄に目をつけるとは、やっぱ物を成す人は他が考えつかないことを閃く才能があるんだね。キャト族の再興も少しずつだけど確実に前進している。ただ、分厚い2冊目読み終えてもまだ、この段階。どこまで大作になるんだろう・・。

2018/10/03

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