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La Vie en Rose

La Vie en Rose

La Vie en Rose

作家
村山由佳
出版社
集英社
発売日
2016-07-26
ISBN
9784087716672
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La Vie en Rose / 感想・レビュー

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starbro

村山由佳は、新作中心に読んでいる作家です。エディット・ピアフのLa Vie en RoseをBGMに、最初から中盤までは、何時バレルかのゾクゾク感、後半は結末を期待しながら、一気読みしました。モラハラ夫、束縛夫は世の中にどんだけ増殖しているんでしょうか?いずれにしても薔薇色の人生なんてないってことなんでしょうネ!

2016/08/20

ミカママ

完全に主人公咲季子に移入して読んでました。夫のモラハラぶりと年下彼の色男ぶりに、ラストまで一気に。前半のアレコレは全て後半への布石かと思うと、村山さん、上手いなぁ、と。個人的には、ラストまで恋愛小説で引っ張って欲しかったんだけど、まぁそれはまたの機会に。

2016/08/15

のり

主婦の咲季子は、夫に必要以上に干渉され自由を奪われる日々を送る。趣味の園芸が話題となり、ムック本出版に…息が詰まる生活の中、打ち合わせで出会った堂本との関係が発端となり、全てが歪み崩れていく…モラハラ、束縛の反動もあるが、軽はずみ過ぎるし、男運がない。夫の器の小ささ、堂本の計算された行動に気づけなかった不運。この先に待っているのは、光の当たらない、薔薇の咲かない未来だ。

2017/10/26

いつでも母さん

薔薇色の人生、綺麗な花にはトゲがあり・・しっかし読み始めから夫・道彦にうんざり。丹精込めたバラいっぱいの庭を観て『私の人生は祝福されている。まちがってはいない』と思う妻・咲季子にも違和感があった。夫はこれモラハラですよね。夫の顔色を伺う日々、じわじわ洗脳されつつも自分を開放する日が来て良かった~!と思ったら、こんな男に・・嗚呼、男運が無いというのか、だから『後悔なら死ぬほどしてる』なのか思い立った女は凄いし怖い。が、あの瞬間だけでその後を生きて行けたか?と咲季子に問いたい。やはり離婚すべきだったと思う。

2016/09/10

じいじ

 村山由佳の新境地を見たような小説だ。27歳で結婚、夫からのDVに唯々耐える妻・咲季子が主人公。これまで、そこそこ恋愛小説を読んできたが、これほど腹が立つ亭主(男)に出会ったことはない。男の風上に置けぬ酷い奴だ。と或る男の出現が、純真な咲季子の目を開かせる。その男との逢瀬を必死に隠し通す女の姿が愛しく切ない。…「すべてを引き換えにしてまで、守るほどの男だったかどうか…わからなくなる」咲季子のエンディングの述懐が印象に残る。自由をねがう女の薔薇色の恋を描いた、村山由佳の新作サスペンス恋愛小説は面白かった。

2016/08/01

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