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桃源

桃源

桃源

作家
黒川博行
出版社
集英社
発売日
2019-11-26
ISBN
9784087716764
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桃源 / 感想・レビュー

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starbro

黒川 博行は、新作中心に読んでいる作家です。新シリーズということで期待して読んだのですが、既存のシリーズとほとんど同じで新鮮味がありませんでした。関西とは言え、今時の警察はこんなに悠長にやってられない気がしますが・・・ http://seidoku.shueisha.co.jp/1912/read08.html

2020/01/17

修一郎

時代を反映した犯罪はみんな黒川作品で学んでいると言っても過言ではない。オレ詐欺も後妻業も宗教詐欺も廃棄物処理詐欺も、もちろん今回の沈潜詐欺もそう。日本での宝探し詐欺は陶器なのね。上坂/新垣コンビいいですねぇ。会話は最高,捜査キッチリ,ヒラメ係長に手柄横取りされるところも含めてリアリティはバッチリだ。映画オタク上坂お勧めの「LAコンフィデンシャル」は早速観ましたよ。二宮桑原/黒豆コンビに続いてまたお気に入りコンビ誕生だ。ああ面白かった。上坂にバツがついた経緯は「落英」に詳しいらしい。これから読みます。

2020/04/25

utinopoti27

互助組織の積立金を横領した男を追って沖縄に飛ぶ、大阪府警の凸凹コンビ・新垣と上坂。捜査を進めるうちに、事件はヤクザを巻き込んだ詐欺事件、さらには殺人事件にも発展して・・。本作は、著者久々の正統派捜査小説ということで、いつもの強烈なアクを持つキャラは封印されているようだ。とはいえ、ボケとツッコミが冴えわたる刑事コンビの会話センスや、ストーリーとは直接関係ないウンチクの披露をはじめ、黒川テイストがふんだんに盛り込まれており、ファン感涙の作品に仕上がっている。556ページ、十分堪能させていただきました。

2020/01/12

ナイスネイチャ

図書館本。疫病神シリーズを彷彿させる。大阪と沖縄が舞台でノンストップで展開していきました。

2020/03/25

タイ子

大阪府警泉尾署の刑事、きんちゃんと遼さん。沖縄出身者たたちで作る相互扶助システムのお金を持ち逃げした男がいるという仲間からの告訴状を受け警察が動く。沖縄出張となった2人の刑事。観光気取りで行くつもりが案外真面目な2人は仕事優先、逃亡者を追いながらも沖縄の名物は食べる、食べる。おかげで持病の痛風が悪化するきんちゃん。事件は思いがけない様相を呈し、トレジャーハンター詐欺へと。きんちゃんの映画ネタともに色男遼さんと2人の刑事魂が熱く燃える。黒川さんが30年ぶりに書いたという正統派警察小説、さすが面白い!

2023/06/30

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