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小福ときどき災難

小福ときどき災難

小福ときどき災難

作家
群ようこ
出版社
集英社
発売日
2021-04-05
ISBN
9784087717457
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小福ときどき災難 / 感想・レビュー

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いつでも母さん

群さんから卒業かなぁ・・と思っていたのに、やっぱり読んでしまった。本作は2019年1月から2020年8月までのエッセイ。頷いたり首を傾げたりしながら読んだ。あとがきで母親と老愛猫の訃報を知り、なんだか長い長い諸々をふと感じた次第。

2021/05/01

美登利

やはり出るとついつい読んじゃう群さんのエッセイ。年齢を重ねて私も少し群さんの気持ちが分かるような気がしてきました。ここまでストイックになれないのだけれど。老猫ちゃん、凄い長生きでしたね。大切に飼われていたのですね。コロナ禍もちょっぴりエッセイの期間に入っています。この続きはあるのかな〜、猫ちゃんとお母様が亡くなられたらお題が少なくなってしまいますね。

2021/07/24

青木 蓮友

二十二年と七か月、老女王ネコさま大往生。あとがきで知って思わずハッとし、そして何度もうなずいて。もうそれだけで、愛猫をこれほどまでに長命させただけでもう、わたしにとって群さんは大善人、大尊敬、たとえどんなに毒舌でも!大きなものを失ったことによって室内に花を絶やさないという習慣、それを得たという感覚がとても素敵です。群さんはもう新たにネコさんを迎えることはないかもしれませんね、、エッセイに相棒とのエピソードがなくなると思うと正直めちゃくちゃに淋しい。けれど、その代わりきっと。小さな福、みつけていきます。

2021/08/21

tetsubun1000mg

群さんのエッセイ、小説は本の雑誌社勤務時代から読んでます。 前回のエッセイでは自分の体調不良時の漢方医との対応、年老いたネコの世話の件が中心だったので歳を召された影響か?と勝手に心配していました。 今回は行動範囲がやや広くなられたようで、外出時の若者の行動、友人との交流や最近の政治家への苦言も出てきていつもの調子が出てきたように感じました。 コロナに対しても在宅勤務の立場からの見え方なども面白かった。 群さんのいつもマイペースの様子が分かって勝手に安心しています。 私には気分転換にぴったりのエッセイです。

2021/05/17

kum

タイトルのとおり、日常の「小福ときどき災難」が綴られたエッセイ。半分くらいはコロナ禍で書かれたと思われるもの。すでに前期高齢者であるという群さん。年金支給の仕組みや、コロナ禍での買い占めや政府への不信感など後半はかなり辛辣で「根本的に彼らを信用していない」とバッサリ。批判の内容は世間でも言われていることで勝手ながらちょっと物足りなさも感じつつ、いつもどおり母親やご近所さんの話をウンウンと聞いているような親近感。文句を言いながらも小福を見つけることは大事。

2021/05/03

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