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我は、おばさん

我は、おばさん

我は、おばさん

作家
岡田育
出版社
集英社
発売日
2021-06-04
ISBN
9784087717471
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我は、おばさん / 感想・レビュー

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shikashika555

読み始めから体温が上がる。 おばさんはおじさんと違い、愛される余地のない卑称だった。 若くない女である我々は、どこへ行けばいいのか。 どこを目指し何をすれば、男社会に支配されず 尊厳を損なわず自らを生かし社会と繋がれるのか。 そして、どうすれば後から来る妹たち娘たちが生きやすいように 道を拓いてやれるのか。手助けしてやれるのか。 著者も、同じ事を思ってるんだ。手を取って言葉を交わしたい。 私もおばさん、貴方もおばさん。同じ国からきたのよ。 卑屈になるでも尊大になるわけでもなく、おばさんであるのだ。

2021/10/25

「おばさん」これは日本語で一番難しい言葉なのかもしれない。ニュアンスによっては意図せず蔑称になってしまうので、知らず知らずのうちに使うのを避けていた言葉。著者は「おばさん」に対してポジティブに光を当てている。お母さんだけが子を育てるのではないのだ。

2022/09/10

kum

本来ニュートラルな一般名詞なのに良い意味で捉えられない「おばさん」という呼称。長きに渡るその時間を力強く肯定し、さらに後ろに続く世代にも勇気のバトンを渡したいという思いがつまったエッセイ。生き方も性別役割も均一的だったかつての時代とはもう違う。なのに時代錯誤的な考えや抑圧がはびこる世の中で、立場も血のつながりも越えて女性たちが連帯していくべきだという考えは本当にそうだなと思う。「ここはおばさんたちに任せな!」と下の世代の重荷を肩代わりして、下心のないアメちゃんを配る。なんてかっこいいおばさん像なんだろう。

2021/12/08

和草(にこぐさ)

既におばさんの私。「おばさん」という言葉に前向きになれました。

2022/09/12

BECHA☆

巻末の対談で初っ端ジェーン・スーさんが「論文かと」とおっしゃっている通り、古今東西から多数の資料を分析してくださって、といっても堅すぎず、膝を打ったり、そうそう!と大きく頷いたり。斜めの関係性と姪的立場の年少者の必要性、時代による変遷などふむふむと読んだ。 私は『おばさん』より『おばちゃん』がしっくりくるかな。押し付けにならない、は自戒しよう。

2021/10/03

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