KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

ハヤブサ消防団

ハヤブサ消防団

ハヤブサ消防団

作家
池井戸潤
出版社
集英社
発売日
2022-09-05
ISBN
9784087718096
amazonで購入する Kindle版を購入する

「ハヤブサ消防団」のおすすめレビュー

池井戸潤の最新作『ハヤブサ消防団』発売! ミステリ作家vs.連続放火犯の“田園”小説をマンガで紹介!

【PR】

『ハヤブサ消防団』(池井戸潤/集英社)

 2022年9月5日、池井戸潤氏の単行本『ハヤブサ消防団』(集英社)が発売された。『下町ロケット』『アキラとあきら』などドラマ化・映画化された作品も数多く手掛ける池井戸氏の最新作に、早くもファンから大きな注目が集まっている。

『ハヤブサ消防団』の舞台は、ミステリ作家・三馬太郎の亡き父親の故郷。東京からハヤブサ地区へと移住した太郎は、地元の人からの誘いで消防団へと入団することになる。小説を書きながらひっそりと暮らすつもりが、狭いコミュニティ内で生活するためにはそうもいかず…。太郎は地元の人たちと共に、消防団の活動や街おこし企画に参加していく――。

 一見、地元住民とののどかな日常を描いているようだが、事件が起こるのは物語の冒頭。入団式の最中に、ハヤブサ地区で火災が発生する。なんとか住民は助け出せたものの、太郎は一瞬でその家族の生活が崩壊したことに衝撃を受けるのだった。

 火災の原因を推測する太郎に、先輩消防団員は「これはたぶん― 連続放火や」と漏らす。今年に入ってから3件目だというその火災は、一体誰によるも…

2022/9/6

全文を読む

おすすめレビューをもっと見る

「ハヤブサ消防団」の関連記事

中村倫也主演で『ハヤブサ消防団』が連続ドラマ化!「小説と違った料理の仕方を存分に楽しんでほしい」池井戸潤インタビュー

撮影/大槻志穂

 この地区には、自分の知らない何かが埋まっている――。  都会を離れ、亡き父の残した家のある山間の静かな町・八百万町のハヤブサ地区に移住したミステリ作家。誘われるがまま地元の消防団に入団し、穏やかな日々を送るはずが、突如発生した連続放火に端を発する一大事件の謎を追うことに。謎が謎を呼ぶ中で、小さな集落が抱える因縁や人々の数奇な運命が浮かび上がる〝田園〟推理群像劇『ハヤブサ消防団』は、昨年9月の刊行以来、多くの読者の驚きと感動を誘っている。  そしてこの夏、早くも連続ドラマ化が決定! 7月13日からの放送を前に、あらためて本作で目指したこと、映像で見る『ハヤブサ消防団』への期待を、原作者・池井戸潤さんに尋ねた。

取材・文=大谷道子

田舎の風景、人々の息遣いを生のまま伝えたかった

――池井戸作品初の〝田園ミステリ〟と銘打たれた『ハヤブサ消防団』。主人公がミステリ作家であり、ご自身の出身地をモデルにしたこの作品の刊行時には「書きたい小説であると同時に、書いておかなければならない小説でもありました」とお話しになっていたのが印象的でした。 池井…

2023/7/7

全文を読む

「本当の犯人は、最後までわかりませんでした」編集者も予想外の結末に! 池井戸潤、待望の最新ミステリ『ハヤブサ消防団』《インタビュー》

撮影/大槻志保

《この土地こそが、いまのオレが必要としている場所だ。立ち返るべき原点なのだ》。都会暮らしに見切りをつけた作家・三馬太郎が辿り着いたのは、亡き父が晩年を過ごした山間の町。穏やかな田舎暮らしを始めるはずが、なぜか消防団の一員に? そして、一見静かな山里は、分け入れば分け入るほど謎と因縁が深まり……。池井戸潤さん待望の新刊『ハヤブサ消防団』(集英社)は、会社も組織も出世争いも登場しない“田園小説”にして久々のミステリ。新機軸となる異色の作品世界が生まれた理由を尋ねた。

(取材・文=大谷道子)

作家という観察者から田舎暮らしを見つめてみれば

――池井戸作品としては地方の町という異色の舞台で展開する新作。その誕生の経緯を教えてください。

『ハヤブサ消防団』(集英社)

池井戸潤さん(以下、池井戸) 以前から田舎を舞台にした小説を書こうと思っていました。ひとくちに田舎といっても、土地によっていろいろ違いはあるのですが、とりあえず自分が知っている身近な田舎を……と考え、僕の実家がある、標高500メートルくらいの山の中の小さな町を舞台に。地形や土地の雰囲気…

2022/9/8

全文を読む

関連記事をもっと見る

ハヤブサ消防団 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

W-G

コレの前に発表された『民王』の二作目から、パワーダウンを懸念していたが、悪い意味で予感的中。特に見どころも驚きもなく、筆力だけでなんとなく読ませる凡作。ドラマ化前提という、制約があったのかなかったのか、一行動起こすたびに、飲み屋で集まる流れは、池井戸ドラマそのまんま。半沢直樹の最新作もミステリー色があり、もともとそっち系でデビューしているだけに、ぶり返しがきているのか、それとも作家として、自分自身のルーティンに飽きて、新しい何かを模索しているのか、とにかく今作に限っていえば、上手くいっているとは言い難い。

2022/09/14

starbro

池井戸 潤は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。著者ワンパターンの勧善懲悪物ではなく、ミステリ仕立ての作品で新鮮でした。タイトルから想像していた内容と好い意味で違っていて楽しめました。2023年夏のTVドラマも楽しみにしています。著者が作家役で出演したりして。 https://lp.shueisha.co.jp/hayabusa/

2022/12/24

ミカママ

都会育ちの主人公ミステリ作家が、かつての伝手で田舎に移住するあたりは読ませたが、途中少しダレた感あり。読みながらなんども、作者が池井戸さんなのか東野さんなのかわからなくなったことはナイショ。謎解きは例によって読者にはわかりようもない「過去のヒミツ」なのでそれを楽しむ作品ではない。ラストはきれいにまとめて、さすがの池井戸さん。ドラマは・・・どうしようかなぁ。イケメン出てる?(笑)

2024/01/24

ノンケ女医長

ハヤブサ地区。夜になると満天の星空。音一つ聞こえない森閑とした土地なのだろうと想像した。豊かな自然描写で、読了感は良かった。都会から移り住んだ作家を迎え入れる人々の結束に、胸を打つものがあった。30代後半で、新しい住環境に移り住むのには心労が多いはず。すっかり適応し、住民が頼る柱になっていく経過も素晴らしい。身を呈して事件の真相を追究する勇敢さに拍手を送りたい。人が魅了される土地には、常に侵略を画策する、得体の知れない団体がいるのかも。防戦するために、さまざまな思いが結実してしまうものなのかも。

2022/10/24

うっちー

タイムリーな新興宗教のお話し。私は下町ロケットのような作品が好きです

2022/10/11

感想・レビューをもっと見る