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赤毛のアン

赤毛のアン

赤毛のアン

作家
ルーシー・モード・モンゴメリ
松本侑子
出版社
集英社
発売日
1993-04-20
ISBN
9784087740073
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赤毛のアン / 感想・レビュー

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べるめーる

村岡花子さんの訳で親しんできた「赤毛のアン」。村岡さんの訳は柔らかくて品がよくて大好きだ。ただ、パッチワークが「つぎもの」と訳されるなど言葉が少し古い面も。それも含めて漂う雰囲気に味があるとも言えるが、松本侑子さんの訳では、注釈を多用してモンゴメリの文章を細部まで大切に伝える工夫がなされており、原文の「赤毛のアン」の世界を感じられる。シェイクスピアの引用がこんなに多かったのか。モンゴメリという人物、文章表現や時代背景を含めて、深く「赤毛のアン」を知りたい方には一読の価値があると思います。

2014/02/20

はんみみ

読友さんお薦め本。シリーズ含めて(掛川訳)何度も読んでいるので、訳注部分を拾い読みと思ったけど訳注の緻密さと物語の力で結局読了。全体的にやや固く、例えば、掛川訳だと「活気と情熱と涙」を「精と火と露」→訳注参照、となる。半面、原文に近い分か情景描写は香りたちそうにロマンチック。*訳者後書きは蛇足というか… これに興を削がれずシリーズを読んで欲しい。アンが決して平凡な大人に成ったのではなく、どんな理想の大人の女性になったのか、子供の頃夢にも持たなかった「夢の家」をどんな風に手にいれたのか、是非知って欲しい。

2014/06/04

小瑠璃

松本さん訳・ハードカバー版のこの本を、ずっと探していましたが、ついに入手!美しい装丁にたくさんの注釈に大満足です。それでもやっぱり、どの訳がいちばん好きかと言われれば、村岡花子さんなんですよね。とは言え、村岡さん訳を幾度無く読み返していても、さほど違和感なくなじめる文体に加え、調べ上げられた注釈には、感嘆するばかりです。もっとも、私のはじめてのアンがこの本だったら、注釈で立ち止まれずに読み進めていたことでしょう。「あとがき」を含め、エスプリがきいていて大人っぽい「赤毛のアン」でした。

2011/01/04

とも

名前は知っているが読んだことがなかったので、まず孤児の話ということに驚いた。笑 読み進めていくうちにアンのことが絶対に好きになってしまうほどチャーミングで可愛い。度重なる失敗に絶望しても何度も立ち上がり、人生をどんな場面でも楽しむ彼女に魅了された。あとがきを読んでこの物語は受け入れられない女性像を表しているのかと知り素敵な話のあと気持ちが少し暗くなりました。

2019/11/08

扉のこちら側

この訳では2003年頃初読。孤児のアンが手違いから引き取られたグリーン・ゲイブルスで健やかに成長していく。彼女の数々の失敗や優しさが親しみを感じさせてくれる。

2010/01/28

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