KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

バナールな現象

バナールな現象

バナールな現象

作家
奥泉光
出版社
集英社
発売日
1994-03-01
ISBN
9784087740561
amazonで購入する

バナールな現象 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

Tonex

重層的に連環する妄想。迷宮的な悪夢。好きか嫌いかと言われたら、好きなタイプの小説ではあるが、内容を解説しろと言われても、今の理解力では不可能。

2014/07/19

OMO

面白さ:○   興味:○   読みやすさ:○   新鮮さ:○   文学的云々:×

2022/07/17

龍國竣/リュウゴク

暗がりから聞こえてくる「オトーサン」の声。大江健三郎、「グロテスク・リアリズム」という言葉がすぐさま連想されるだろう。時折挿入される俗世間的な話題が作者らしく、どことなくおかしみがある。終盤にかけて黙示録的な世界へと引き込んでいく様は、ただ格好良い。

2014/10/14

sundance1973

初奥泉作品。今では高村薫、村上春樹と並んでマイベスト3に入る作家。トレードマークである、虚実の入り交じる重層的な構成と、「ヘルメット」を「鉄帽」を表記するごつごつとした硬質な文体がたまらなく好き。中盤以降の暴走すれすれのドライブ感が楽しい。

ひらの ひろし

東京の片隅でテレビ画面越しに批評していたはずの「イラク戦争」の狂気。その狂気が形を変えて、陳腐で凡庸だったはずの日常を浸食してくる。夏の夜向きなジワジワと来る心理的ミステリー。

2013/08/16

感想・レビューをもっと見る