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宇垣美里 1stフォトエッセイ 風をたべる

宇垣美里 1stフォトエッセイ 風をたべる

宇垣美里 1stフォトエッセイ 風をたべる

作家
宇垣美里
出版社
集英社
発売日
2019-04-16
ISBN
9784087808650
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「宇垣美里 1stフォトエッセイ 風をたべる」のおすすめレビュー

読めば見えてくるフリーアナウンサー宇垣美里の本性

『風をたべる』(宇垣美里/集英社)

 可愛い、あざとい、気が強い、負けず嫌い、自分に正直、ガチのコスプレ好きなど、元TBSアナの宇垣美里氏は、良くも悪くもいま最も注目される女性のひとりに違いない。「自分らしく生きる」。そんな簡単なようで難しいことを求め、2019年4月からフリーアナウンサーとなり、次のステップへと歩み始めた彼女。

『週刊プレイボーイ』で連載している「人生はロックだ!!」から抜粋したコラムに加え、沖縄の街やビーチ、リゾートホテルなどで撮り下ろした写真など、彼女の魅力や知られざる素顔が詰まっているとの触れ込みで発売されたのが、『風をたべる』(宇垣美里/集英社)。彼女にとって初めてとなるフォトエッセイだ。

 こんなことを言ったら怒られそうだが、人気女子アナのエッセイなんて大したことないのでは? と半信半疑で読み始めたことは否めない。しかしこの本はどのようにして、いまの宇垣アナが形成されていったのかを余すところなく教えてくれる。虎柄に惹かれ『セーラームーン』に魅了された幼少期、いまの人格を作り上げた高校時代、ミスキャンパスに輝いた大学時代、…

2019/11/15

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朝井リョウの原点はさくらももこ作品! 宇垣美里アナが“上京を決めた1冊”とは?

 2019年3月23日、「本のフェスBOOK FES 2019」で、直木賞作家・朝井リョウ氏とTBSアナウンサー(当時)・宇垣美里氏による「平成の文学」対談イベントが行われた。平成生まれ、同世代である2人が、自身が影響を受けた本について語る、笑いの絶えない会となった。

■朝井リョウが影響を受けた本

朝井リョウ 【原点となる作品】 ・佐藤多佳子著 『一瞬の風になれ』 ・さくらももこ著『もものかんづめ』他 さくらももこ氏のエッセイ集

宇垣美里氏(以下、宇垣) 朝井さんは今までどんな作品を読んでこられたのでしょうか。

朝井リョウ氏(以下、朝井) こういう話題のときに必ず挙げるのが佐藤多佳子さんの『一瞬の風になれ』です。この本は永遠に売れ続けていてほしいので、永遠に言い続けます。陸上部の高校生の3年間を描いた青春小説なんですが、純粋に、人生で一番「読み終わりたくない!」と思った本なんです。どんなに嫌なことがあっても本を開けばあの続きが読める、というか、命を引き伸ばしてくれるくらい夢中になった作品です。そう考えるとすごいですよね、本って。

宇垣 生きる意味になり…

2019/5/14

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宇垣美里 1stフォトエッセイ 風をたべる / 感想・レビュー

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ばんだねいっぺい

 知らない町に行ったら、深呼吸してみるとその町のことがわかるかもと思った。出てくる出てくる本から引用の連打に引き出しの深さを感じた。「宇宙系アンドロイド」って何だ?まだまだ、掘り下げられる気もした。末は、田中みなみか、大江麻理子か、小島慶子か。きりっとした赤江さんか、膳場さんか。世間の声に負けず、反骨精神を忘れずに、自分の色でつっぱり通してもらいたい。

2019/04/18

あんず

宇垣美里さんのことを知ったのはマイメロ論からでした。そんな彼女がエッセイをだすとのことで、気になり購入。感想としては、買ってよかったの一言に尽きます。読んでると、生きる力というか、こんなのびのび生きたいなぁと尊敬の念を抱きます。可愛くて、賢くて、でも、毒々しさもあって、心の中に強い拳を秘めている彼女はとても魅力的に思えました。自分がなかなかさらけ出せない人、とくに女の子だったら共感できるとこがたくさんあるのでおすすめです!

2019/04/17

gawa

プレイボーイの連載をまとめたもの。肩書からは想像のつかない“地獄”を生きながらも、しっかりと“自分”をもっている彼女は、おそろしく強い。エッセイを読み進めていけば、その人格の背後に、数々の人や物語からの影響があることが見て取れる。彼女は、自分が享受してきたものを、気取らずに、ただ自分の生きる糧にしていく。いい生き方だと思う。

2019/08/12

法水

宇垣美里さんが『週刊プレイボーイ』に連載しているコラム33篇と沖縄で撮影されたグラビアを収録した1stフォトエッセイ。タイトルは「旅する」ことを意味するマレー語「マカン・アンギン」の直訳で、新たな旅立ちをした宇垣さんにふさわしい。どのコラムも宇垣さんの人となりや人生観がうかがえて面白かったけど、阪神淡路大震災について書かれた一篇は特にグッときたな。グラビアも収録されていてこの値段、実質タダみたいなものですな!

2019/04/20

訃報

元からファンだったわけではないんだけど、文章を読めば読むほど、魅力的な人だなと思った。感情の豊かさ、素直さ、まっすぐさ。バイト先に出た蛇のしっぽをつかんで、なんでやねん!と叫びながら鴨川に放り投げたとか、豪快すぎて笑う。最近、ネットのテキトーな記事で彼女が叩かれてるのを見るけど、そいつらのペラッペラな言葉がつくりあげようとする「ウガキミサト」像よりも、彼女自身の言葉で表現される彼女の方が、はるかに力を持っている。言葉に実がある。エッセイの仕事が順調なのも、読めばわかる人にはわかる、実力があるからだろう。イ

2020/05/25

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