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科学の扉をノックする

科学の扉をノックする

科学の扉をノックする

作家
小川洋子
出版社
集英社
発売日
2008-04-25
ISBN
9784087813395
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科学の扉をノックする / 感想・レビュー

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KAZOO

小川洋子さんはいくら科学が好きでもやはり読者と同じくらいのレベルだと思います。ですので非常にわかりやすく説明してくれています。7つの分野における第一人者の話を聞くことで今まであまり興味のなかった分野にも少しは目を向けようかなあという気にさせてくれます。とくに細胞性粘菌や遺体科学などあまり知らないことを知ることができました。

2017/01/04

へロム

面白かった。宇宙、DNA、鉱物、大型放射光施設、粘菌、遺体科学、肉体と感覚の7つをテーマに取り上げ、各分野の専門家とのインタビューを交え、興味深くまとめてありとても面白かった。ぜひ、第2段、第3段と続けてほしいなと思いました。科学への扉を開いてくれる本です。

2013/05/27

かさお

小さい頃から新聞の科学記事を好んでいたたという小川さんが、宇宙、鉱物、遺体学、粘菌、スポーツ科学等 それぞれの分野の気になる達人に会いに行ったと、いう一冊。彼女の小説の不思議な温度は何処から来るんだろう、と思っていたが、この本を読み少しだけ彼女の頭の中を覗けた気がした。科学本として面白いのはもちろん、彼女の可愛らしく凄まじい好奇心と、モクモクとバルサン炊くみたいな妄想力が微笑ましい。そうか、彼女の紡ぐ世界のルーツはサイエンスなんだ、発見した時のドキドキ、見つけた時のワクワク、好奇心を失わずにいたいな。

2023/05/30

キジネコ

真実を語る言葉は 既に記されている。誰よりも、何よりも早くに記されている。私達の科学は その言葉を読み解く方法を少しづつ見つけているに過ぎない。この本を読むと今の小川さんが どの様にして出来上がったのか?想像できる。大好きな祖父に誘われて眺めた夜の月と天文への興味、ヌルヌルネバネバが好きだ!一風変わった女の子が訊く粘菌の人間らしさ、鮒の解剖を嬉々とこなし開かれた内蔵を美しいと云ってのけて覗く遺体科学・・真実が明らかになる都度存在を無視できなくなるサムシング・グレイト・・創造主は、果たして神と呼ぶべきか・・

2013/06/15

Matoka

宇宙、鉱物、核とDNA、空中都市spring-8、遺体科学と多岐に渡るテーマのそれぞれのプロに作者がインタビューしに行きまとめた一冊。とても面白かった!

2015/08/04

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