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0葬 ――あっさり死ぬ

0葬 ――あっさり死ぬ

0葬 ――あっさり死ぬ

作家
島田裕巳
出版社
集英社
発売日
2014-01-24
ISBN
9784087815320
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0葬 ――あっさり死ぬ / 感想・レビュー

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ちゃこばあ

わたしも0葬に賛同。これが普通に受け入れられるようになるといいな。

2016/10/22

kinkin

葬式や墓というものについて改めて考えさせられた本。現在の葬式は業者のセッティングの基、ベルトコンベヤー方式で進められている。人間関係が希薄名な社会背景のなか、今のやり方について一石を投じたと思う。世間体を気にしてはこれからの葬儀はますます負担が大きなものになっていく。読んでいて驚いたのは、葬儀業を営むには特別な許可はいらないこと、そして棺桶なAmazonでも買えるということ。調べたら確かにあった。

2014/08/27

姉勤

死なない人間はいない。死ねば、物故した当人以外が葬らなくてはならないし、弔いもないよりはあった方がいい。 本書で説いている葬儀、墓地、戒名にまつわる問題は、解るし共感するのにはやぶさかではない。本書で精神的、経済的に救われる人々がいるのは事実だろう、認める社会であってもいい。しかし、人間は人間である。「人」の後ろに「間」という文字が付いている意味。それが欺瞞だとしても生きていく上で0とするのは極端だ。共産主義的で非常に気持ち悪い。仏教は空を説いているが、無とはいっていない。

2018/12/22

ひよピパパ

葬儀不要論者による、葬儀もせず、遺骨も受け取らない「0葬」論。天寿を全うした人の死に対してはそういう提案もありだとは思うが、死は突然にやってくるもの。不慮の死、あるいは若くして亡くなった方の遺族にとって、「0葬」では心の整理がつかないのでは。筆者の考え方には同調できない。法事やお墓は遺された者の心の置き方を互いに確認する大事なきっかけになるのではないかと思う。筆者の見解はともかく、葬儀の歴史が知れて有用。葬儀のしきたりは曹洞宗から。修行僧への葬送が、民衆に対するものへと広まっていったという。勉強になった。

2021/06/06

うさうさ

家族の形や住宅事情が変われば、葬式や墓参りなどの慣習も時代にあったものに変化せざるを得ない。親とも葬式やお墓の問題については何度か話す機会があった。この本に書いてることに大賛成で、残された者がどうしたいかに尽きると思う。親の希望があるなら聞いておくが、その通りになるとは限らない。Amazonで坊さんが手配でき、棺桶も買え、墓参り代行というビジネスも成り立つ世の中なのだ。実際のところ、親が先祖代々の墓に入ったとして、都会に住む私がそこに墓参りのために足を運べるイメージはほとんどない。

2018/04/02

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