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渡辺淳一 恋愛小説セレクション 6 桜の樹の下で (渡辺淳一恋愛小説セレクション 6)

渡辺淳一 恋愛小説セレクション 6 桜の樹の下で (渡辺淳一恋愛小説セレクション 6)

渡辺淳一 恋愛小説セレクション 6 桜の樹の下で (渡辺淳一恋愛小説セレクション 6)

作家
渡辺淳一
出版社
集英社
発売日
2016-09-05
ISBN
9784087815917
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渡辺淳一 恋愛小説セレクション 6 桜の樹の下で (渡辺淳一恋愛小説セレクション 6) / 感想・レビュー

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ヴェルナーの日記

彼方の男(氏)と書いて”かれし”と読み、彼方の女と書いて”かのじょ”と読む。男と女の間には遥か彼方の溝がある。その溝を埋めるには体を合わせるしかないのか?そしてその関係が無くなれば、お互いを理解することはできなくなるのだろうか?それではあまりにも刹那過ぎる―― 本書は中年の妻子持ち男性・遊佐と京都の老舗料理店の女将・菊乃と娘の涼子との不倫を描いた愛憎劇。菊野と涼子は京都出身なので京都弁を話し、遊佐は東京なので標準語を喋る。台詞の印象から遊佐は薄情な感じを受け、まして寡黙なので何事にも受け身な姿勢が伺える。

2019/02/02

零水亭

TVドラマ「ぽっかぽか」で有名な七瀬なつみさんが以前、この小説の映画に出ていたと知り、読んでみました。題名からは何となく漫画『めぞん一刻』みたいなイメージかと思っていましたし、京都や田沢湖の描写も好みでしたが、本筋は… 読み終わった時、「そういう意味の『桜の樹の下で』かぁ〜」と唸ってしまいました。個人的には、不倫も不倫絡みの悲劇も嫌いなので、結婚前に整理してしまいました。

くりこ

渡辺淳一さんの作品は医療系、恋愛系とも好きだったので久々に手に取った。今まで気に留めなかった妻子ある男性の不倫がこの遊佐を見る限りあまりに身勝手で薄情で嫌になってしまった。 菊乃がいながら(妻も)その娘に手を出すか? 苦しむのは女の側でのうのうと自分を肯定している男。 嫌気がさすってこういうこと。

2023/07/23

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