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まるごとバナナが、食べきれない

まるごとバナナが、食べきれない

まるごとバナナが、食べきれない

作家
大久保佳代子
出版社
集英社
発売日
2022-10-26
ISBN
9784087817256
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「まるごとバナナが、食べきれない」のおすすめレビュー

甘え下手な“妙齢女子”必読! 大久保佳代子さんの日常エッセイ『まるごとバナナが、食べきれない』

『まるごとバナナが、食べきれない』(大久保佳代子/集英社)

 お笑いバラエティ『めちゃ×2 イケてるッ!』でブレイク後、テレビのバラエティ番組などで活躍し、最近ではTikTokの投稿動画も評判を呼んでいる大久保佳代子さん。そんな彼女が、エッセイ本を上梓した。『まるごとバナナが、食べきれない』(集英社)だ。

 タイトルからすでに共感力の高い本作は、大久保さんが42歳から50歳になるまでの8年間、ファッション雑誌『Marisol』で、月に一度連載していたエッセイをまとめて1冊にしたもの。“忘れられない食べ物”をきっかけに、それにまつわる彼女の思い出が綴られている。

 たとえば、女友達というテーマでは、「素うどん」を入り口に、大久保さんのこんなプライベートが語られる。

 イライラしたり落ち込んだり、「なんのために生きているんだろう」なんて自分の存在意義まで考えはじめてしまったときは、とことんダメな休日を過ごすことが大久保さん流の対処法。ノーメイクにノー風呂、ノーブラで1日ダラダラ、咀嚼さえ面倒になって素うどんを飲み込み、小腹が空けば、棚の奥からしけったポテト…

2022/10/26

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歳とともに増える「どうでもいい」こと。今宵も“おばさん”という心地よいぬるま湯に浸かる/大久保佳代子『まるごとバナナが、食べきれない』⑥

大久保佳代子著の書籍『まるごとバナナが、食べきれない』から厳選して全6回連載でお届けします。 今回は第6回です。家族、恋愛、友情、仕事、そして…ひとりで生きること数々のバラエティ番組で大人気活躍中の大久保佳代子さんが、「変化と分岐の40代」を食の思い出を通してユーモラスに描きます。“妙齢の女性”たちに元気を与え、「わかる!」「あるある!」と共感を集める等身大の人気エッセイをお楽しみください。若い頃に比べると生きやすくなった。だけど、失ったものもたくさんあるような…?

『まるごとバナナが、食べきれない』(大久保佳代子/集英社)

完食できずに半分残った、40代の『まるごとバナナ』 歳を重ねて手に入れた〝おばさん〟の心地よさ Marisol 2021年4月号

 初めて出会った時は「この世に、こんな美味しいものが存在していたなんて‼」とかなりの衝撃を受けた『まるごとバナナ』。  若い頃は、ボリューム満点であるのにもかかわらず一瞬で完食。「もう一個いっちゃう?」と思っていたくらいなのに……。先日、久しぶりに食べてみたら、食べ切ることすらできませんでした。 &n…

2022/10/31

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大久保佳代子さんが40代から現在までを綴るエッセイが、“妙齢女子”にぶっ刺さる! 『まるごとバナナが、食べきれない』インタビュー

 お笑いバラエティ番組はもちろん、最近ではTikTokでの投稿動画などにも活動の場を広げ、人気を集めている大久保佳代子さん。この秋、そんな大久保さんのエッセイ集が刊行された。『まるごとバナナが、食べきれない』(集英社)だ。

 本作は、ファッション雑誌『Marisol』で妙齢女性の大共感を呼んだ連載を、大幅に加筆・改稿して単行本化したものである。大久保家伝統の祝い飯・ハムスターサイズのおいなりさんのこと、酒の力を借りてぐいぐいアピールしていた若かりし日の恋、OLと兼業だった彼女を育ててくれたという『めちゃイケ』の思い出飯……などなど、40代から50代へと移ろいゆく“妙齢女子”・大久保さんの心によぎる食卓の風景を、飾らずユーモラスな文章で綴っている。「食」をテーマに半世紀を振り返る本作を通して、大久保さんが感じた40代女子の変化とは? お話をうかがった。

(取材・文=三田ゆき 撮影=島本絵梨佳)

1日3食、50年間食べてきた「食」にまつわる思い出を語る

──『まるごとバナナが、食べきれない』というタイトルから、すでに大共感です。

大久保佳代子(以下、大…

2022/10/31

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まるごとバナナが、食べきれない / 感想・レビュー

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ma-bo

オアシズの大久保さんが雑誌にて8年間連載されていたものを家族、恋愛、女友達、仕事、ひとり飯のカテゴリーに分けたエッセイ集。食べ物を入口にそこに付随する思い出をまとめられています。

2023/10/06

R

オアシズの大久保さんが書いたエッセー集。他愛のない日常の話をあれこれと紡いでいるだけで、特に何がということはないんだが、ほどよい力の抜け方、下ネタ、ブスいじりといったジャンルそれぞれのほどほどさが彼女のスキルで、これがものすごく理解される層がきっと存在するんだろうと思ったりしたわけだが、爆笑とは異なる笑いを司るというのはすごい才能だ。愛知県の片田舎の海で自衛官との思い出という名の光浦評が面白くてすごくよかった。毒舌すぎないというのがいいんだろうか。

2023/01/25

よつば🍀

テレビで拝見していたイメージ通りの大久保さん。「~っていうね」の話し口調もそのままで飾らない姿が良い。本作は大久保さんが42歳から50歳までの8年間、雑誌『Marisol』に連載していたエッセイを纏めたもの。家族・恋愛・女友達・仕事・ひとり飯など、どれも私達の身近なテーマで共感ポイントが盛りだくさん。実家へ帰省する前は家族が喜びそうなものをウキウキしながら選ぶのも一緒。時に将来への不安や孤独を感じたり。そんな姿は私達となんら変わらない。以前から好感を持っていた、いとうあさこさんの事も更に好きになりました。

2023/02/10

ノンケ女医長

ずっと応援している、大久保佳代子さんのエッセイ集。正直で、開けっぴろげ。魑魅魍魎が跋扈する芸能界で、平衡を保ちながら活動の幅を広げていて、もう尊敬するばかり。作品で紹介されているように、40代になると心身は確実に変化する。きちんと向き合う真面目さも垣間見える。共感できる言葉がたくさんあって、いっそう好きになった。人生への不安な気持ちと、それ以上の前向きさも丁寧に描かれ、心地の良い読後感。大久保さんのような感性の豊かさとユーモア、そして相手を不愉快にさせない気遣いの見事さに、私は心から憧れる。

2023/02/21

あっちゃん

同世代ながらも頑張っている姿を見ると応援したくなる(笑)エッセイでは正直に気持ちを書いているけど実際にテレビで見るのと変わらないので裏表の少ない人なんだろうなぁ( ̄ー ̄)

2023/11/02

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