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花物語 (愛蔵版コミックス)

花物語 (愛蔵版コミックス)

花物語 (愛蔵版コミックス)

作家
小沢真理
吉屋信子
出版社
集英社
発売日
2014-03-25
ISBN
9784087827767
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花物語 (愛蔵版コミックス) / 感想・レビュー

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ヒロミ

【読メ乙女部】白百合のように可憐で穢れなき海老茶式部の乙女たちの秘めやかな恋物語を12編コミカライズ。このような清らかな世界を垣間見てしまうと、わたくしは何と穢れているのかと厭になってしまいますわ。殿方は読んではなりませぬ。お姉様との淡い恋に揺れ動く繊細な乙女の心を理解し得ると言う立派な紳士の方になら…そうねえ…よろしいんじゃないかしら。でもね、ご覚悟なさって。薔薇は美しく散りますけれど百合は静かにひっそりとしおれるのです。この違い、貴方、おわかりになって?

2015/09/30

ダリヤ

きびしい時代を生きる少女たちの人生は、野に咲く花たちの人生のようにはかなく、うつくしく、せつないものばかり。12種の花がそえられた物語ひとつひとつはみじかいながらも気品あふれ、少女たちひとりひとりも心にのこるとてもすばらしい作品集でした。原作も読みたくなりました。

2015/01/05

すぱちゃん@しばらく低浮上になりますが、元気です

吉屋信子さんの花物語をコミカライズ。少女小説の不朽の名作。基本的に百合もの(お姉さまを慕う少女たち)だが、生き難い時代を生き抜いた少女たちに、感銘を受けます。タイトルも、一つ一つ花の名前で美しく、また、少女たちの着物や袴姿も美しく描かれ、好感が持てます。多くのストーリーが、少女たちの思いが報われない形で終わりますが、ほのかな涙と共に、優しさを残してくれます。私は「福寿草」という話が好きです。

2019/11/12

まゆら

女学生のバイブル「花物語」のコミカライズ。 可愛らしい表紙絵につい手に取ってみたけど、中身も清廉で可愛らしくて、でもどこか切ないお話が多かった。お話の面白さももちろん絵柄が素朴で完成され過ぎてないところも雰囲気に合っていて良かった。清く正しく、心が浄化されるような素敵な漫画でした。次は原作を読もう。

2014/08/04

しば

嗚呼、純潔! 信子姉様の花物語コミカライズ。鬱金桜と雛芥子が好み。雛芥子は小説の方でも特別好きな話で、こちらでの雛芥子姫もあまりに可愛らしく、イメージしていた雛芥子姫と相違なく、胸がいっぱいになった。 露草の涼子さんも可愛いな。

2014/03/27

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