KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

今日は、これをしました

今日は、これをしました

今日は、これをしました

作家
群ようこ
出版社
集英社
発売日
2022-05-26
ISBN
9784087880779
amazonで購入する Kindle版を購入する

「今日は、これをしました」のおすすめレビュー

愛猫の旅立ちとその後…。群ようこが綴る、無理と無駄をしない毎日

『今日は、これをしました』(群ようこ/集英社)

 いつかは必ず訪れる愛するペットとの別れの日。彩りに満ちた日常をめぐる『今日は、これをしました』(群ようこ/集英社)には、群ようこさんが、愛猫・しいちゃんとの別れの時と、その後の生活について綴ったエッセイが収められている。『おかめなふたり』(幻冬舎文庫)や『しいちゃん日記』(角川文庫)など、たびたび群さんのエッセイに登場してきたしいちゃん。20年以上もともに暮らしたしいちゃんを失った悲しみは計り知れないだろうが、描かれるエッセイは、決して悲嘆に暮れたものではない。むしろ、読む者を優しい気持ちにさせてくれる。

 しいちゃんが亡くなったのは、2020年11月10日のこと。しいちゃんは群さんと暮らした22年7カ月もの間、風邪ひとつ引いたことがなかったが、亡くなる5日前から水しか口にしなくなり、病院で診てもらったところ「病気ではなく老衰」といわれていた。もともとしいちゃんは生まれながらの女王様気質。群さんの日常の時間割はすべてしいちゃんが握っていて、5時半から6時の間の起床時間、夕方5時半すぎの仕事をやめる時間…

2022/6/29

全文を読む

おすすめレビューをもっと見る

今日は、これをしました / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

そら

最近重たいテーマの本が続いたので久しぶりにエッセイを手に取る。前期高齢者の群さんが、コロナ禍の中で過ごす日常のあれこれのお話。猫のしいちゃんを見送り、引っ越しをする話は私も同経験があるので(鳥だけど)とても共感。脱プラスチック生活のマニアックなこだわりに感心し、断捨離の大切さは後期高齢者の母親に読ませたいと思いつつ、さらりと読了。母もパラパラと読んでいたが、断捨離スルーで糠床が欲しいとせがまれた。。

2022/11/09

ゆのん

久しぶりの大好きな群さんのエッセイ。コロナ禍の生活ぶりが描かれている。群さんとは切り離せない猫、着物、編み物などなどコロナ禍であっても、歳を重ねても健在で楽しく読んだ。愛猫・しいちゃんの話だけは涙が溢れてしまったが…。今年は断捨離を頑張ろうとしていたのに気が付けば11月も半ばの私。群さんの断捨離の話を励みに来年こそはと決意を新たにした。生活全般のエッセイの為か世間への毒舌少なめの作品で少し残念。食事も料理本を見ての挑戦→失敗もなく、歳を重ねて丸くなってしまったのかと少し寂しさを感じる。

2022/11/13

よつば🍀

群さんの日常を綴った22篇収録のエッセイ集。22年間を共に過ごした愛猫のしいちゃんが旅立った話や、趣味の編み物、お引越し等、盛りだくさんの内容。特に興味を惹かれたのは、『介護のトラブルを耳にする』離れて暮らす要介護の親御さんがいらっしゃるご友人の話は深刻。家族が冷蔵庫に食材を用意していたのに関わらず、フライパンに少量の肉としいたけ、ブロッコリーを入れ、しゃぶしゃぶとして提供する調理補助の人の適当な仕事に驚く。自治体担当者の誠意のない言葉にも呆れる。表面化していないだけで意外とあるのかと思うとやり切れない。

2022/06/23

tetsubun1000mg

最近の群ようこさんのエッセイは、若い時とは全く変わってきて「こんなことやってます」「しいちゃんがこんなでした」と身の回りのことを淡々と綴っている。 年老いた愛猫が亡くなってしまいぽかんと穴が開いた様子が寂しそう。 片づけた家具の後ろから、よく遊んだ人形がたくさん見つかってしまうのも物悲しい。 高齢者の先輩の様子をこれからの生活の参考にさせていただきます。 新居の片付けが終わったら、群さんの暮らしぶりをまた読みたいな。

2022/08/04

ちいこ

群さんのエッセイ本を読むのは多分初めて。なるほどなぁ…って思いながら、自分の20年後はどうなっているかなぁと思う。

2022/07/20

感想・レビューをもっと見る