王妃マルゴ 7 (愛蔵版コミックス)
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王妃マルゴ 7 (愛蔵版コミックス) / 感想・レビュー
あきぽん
少女漫画の神様が描く16世紀フランス宗教戦争。昔は王侯貴族の狭い人間関係のもつれが政治に直結していたのだな。1巻では仲良しの美しい子供達だった3人のアンリとマルゴの変貌ぶりを描く作者の目線は残酷なまでに冷徹である。
2019/03/07
はつばあば
えっ!まだ終わりじゃないんですね。望都さん私とそんなに歳が変らないのに・・まだ続きを描かれる??。マルゴの人生よりこちらの方が驚き!。カトリーヌ・ド・メディチ並みに逞しい・・・。今度再読させて頂くことがあればもう一度歴史を復習してから読ませて頂きます。
2019/08/12
ぐうぐう
歴史物であるはずの『王妃マルゴ』だが、読んでいて、少女漫画であることを片時も忘れることがない。当たり前と言えば当たり前だが、本作を少女漫画たらしめる最大のポイントは、モノローグの多用だ。「妻を暗殺したら わたしは もう 用がない 価値がない 寝覚めが悪い」「いつかほんとうの恋がやって来るのよ」国王も王妃も、恋をする者される者、敵も味方も、その胸中が物語で晒される。内面の発見が少女漫画に文学性をもたらせた、その革命の当事者の一人である萩尾望都は、モノローグの効用を誰よりも理解しているのだ。
2019/03/03
kaoru
いよいよ「3アンリの戦い」の時代に突入。兄アンリ3世との宿命的な確執に翻弄されるマルゴだが、孤立するアンリ3世の苦悩も巧みに描かれている。息子ジャックの存在が大きくなり、実の父ギーズ公に惹かれるところなど将来への伏線になるのだろう。国王軍のカニャックを篭絡するマルゴの妖しい魅力が際立つ。権謀術策を尽くしてきたカトリーヌ・ド・メディシスもついに衰微のときを迎えるが、それがそのままヴァロア朝の終焉につながる。物語もいよいよ佳境にはいったが、ひたむきな愛に生きるマルゴの人生を最後まで見届けたい。
2019/02/25
小鈴
装丁が美しい。内扉のアンリがハビエル・フェルナンデスに似てるな。政争の中でもマルゴの関心は愛だけ。オトコから息子への愛情で動くマルゴ。
2019/02/24
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