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はじめてのひと 4 (マーガレットコミックス)

はじめてのひと 4 (マーガレットコミックス)

はじめてのひと 4 (マーガレットコミックス)

作家
谷川史子
出版社
集英社
発売日
2019-03-25
ISBN
9784088441856
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「はじめてのひと 4 (マーガレットコミックス)」のおすすめレビュー

35歳マジメ女子。友人の披露宴での出会いは運命…? 叶う恋も叶わない恋もいとおしい“はじめて”物語

『はじめてのひと』(4)(谷川史子/集英社)

 少女漫画は大好きだけれど、ときどき「ちぇっ」と思ってしまうことがある。どんなに難しい恋のはじまりだったとしても、お話はたいていハッピーエンド。かわいくて素直なヒロインが、素敵なヒーローと結ばれる。でも、現実のわたしはかわいくないし、素直じゃないし、甘えるなんてできないし。結局こんなのは作り話だ、人生はこんなふうにうまくいかない…そう感じる人にこそ、『はじめてのひと』(4)(谷川史子/集英社)を読んでほしい。

 本作は、とある博物館に関わる人たちの日々を描いた、オムニバス形式の物語だ。

 第4巻のメインキャラクターは、博物館に勤めるマジメ女子・北別府美登利、35歳。結婚式には、20歳のときにはじめて招待されてから15年、ひたすら招待される側でいる。けれど美登利は、何度結婚式に出席してみても、自分の結婚をイメージできない。職場である博物館で、恐竜の骨の下に座っているのが好きだ。頭の中をからっぽにできる、ランニングという趣味もある。経済力と健やかな体さえあれば、ひとりでも楽しく過ごせるものなのだ。

 もちろん、…

2019/6/5

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はじめてのひと 4 (マーガレットコミックス) / 感想・レビュー

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exsoy

この巻の2人はどっちも構成同じ感じ。でも北別府嬢の方が誠実さと女性としての聡さの絶妙なバランスの悪さ(笑)でより可愛らしさを演出してたと思う。

2019/04/20

どあら

妹から借りて読了。花房くん、もう少し女子の気持ちを考えないとダメだな…😔

2024/01/02

ぐうぐう

「少女漫画みたいな偶然は 少女漫画のヒロインのような女性にしか意味を成さないことを私は知っている 人生を通して」でも、大丈夫だよ、北別府さん。ここは少女漫画だから。とはいえ、展開は甘くない。北別府さんの敵は、少女漫画的偶然の出会いではない。出会いの相手、花房くんの無邪気さだ。いや、無邪気を通り越して、こりゃあ、無神経だよ、花房くん。まっすぐな気持ちは、それがまっすぐであるからこそ、ときに刃物のように、人を傷付けることがあるのだ。

2019/05/08

まりもん

今回の宮下さんと北別府さんは自分の思いより相手優先で、想いの人には彼女がいるからフラれる前提告白もせず気持ちに蓋するタイプの女性だな…

2019/03/28

☆初音☆

切ないなぁ。鳥野のことが好きな宮下さん。健気!!北別府ちゃんの性格に似ている友達がいるので、なんだか不思議な感じ。花房くんは、鈍感過ぎるのか?今時なのか??どちらにしても切ないなぁ。

2019/05/30

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