はじめてのひと 1 (マーガレットコミックス)
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「はじめてのひと 1 (マーガレットコミックス)」のおすすめレビュー
35歳マジメ女子。友人の披露宴での出会いは運命…? 叶う恋も叶わない恋もいとおしい“はじめて”物語
『はじめてのひと』(4)(谷川史子/集英社)
少女漫画は大好きだけれど、ときどき「ちぇっ」と思ってしまうことがある。どんなに難しい恋のはじまりだったとしても、お話はたいていハッピーエンド。かわいくて素直なヒロインが、素敵なヒーローと結ばれる。でも、現実のわたしはかわいくないし、素直じゃないし、甘えるなんてできないし。結局こんなのは作り話だ、人生はこんなふうにうまくいかない…そう感じる人にこそ、『はじめてのひと』(4)(谷川史子/集英社)を読んでほしい。
本作は、とある博物館に関わる人たちの日々を描いた、オムニバス形式の物語だ。
第4巻のメインキャラクターは、博物館に勤めるマジメ女子・北別府美登利、35歳。結婚式には、20歳のときにはじめて招待されてから15年、ひたすら招待される側でいる。けれど美登利は、何度結婚式に出席してみても、自分の結婚をイメージできない。職場である博物館で、恐竜の骨の下に座っているのが好きだ。頭の中をからっぽにできる、ランニングという趣味もある。経済力と健やかな体さえあれば、ひとりでも楽しく過ごせるものなのだ。
もちろん、…
2019/6/5
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はじめてのひと 1 (マーガレットコミックス) / 感想・レビュー
exsoy
チェロ奏者かっこいいが、既婚者っぽい気がするんだけど…CV藤原啓治のイメージだわ/子ダヌキちゃんネタは鉄板なのか?
2016/08/27
Nao Funasoko
1,2巻がAMAZONから届いたので改めて3巻まで通読。なるほど、こういう連作集だったのか。久緒編、香奈編、理香編、それぞれ単独でもイイ感じの作品に仕上がっているが全体を通すと与編へのイントロダクションにもなっているのかな。
2018/10/02
まりもん
最初はタイトル通りな話だったけれど、3話目あたりからはじめてのひとというよりははじめての気持ちみたいな気がした。
2016/05/26
gelatin
★★★★ 読み切りシリーズと銘打ってはあるものの、最後のお話は続き物のようで、しかも悲しい予感に満ちている。谷川史子の描く女の子たちはみんな愛されるに足る可愛さを持っていて(顔かたちだけではなくその心根に)それが幻のように思えて悲しくなる。愛されること=幸せ、ではないということが突きつけられるからだろうか。全体的に少し唇が厚く描かれるようになって、谷川史子の女の子たちは漫画の中に傷つきやすくまぶしい肉体を得る。そういや不細工な子って脇役に至るまで一人もいないなぁ。漫画だからとはいえ最近珍しいかも。
2016/09/04
☆初音☆
ああ。。。切なかった。全体的に。恋するってこうだったなぁとか。その気持ちわかるって。キュンキュンしちゃった。チェロの人。どうなるんだろう。続きが気になる。。。
2016/05/31
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