歌屑 伊藤悠初期短編集 (ヤングジャンプコミックス)
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歌屑 伊藤悠初期短編集 (ヤングジャンプコミックス) / 感想・レビュー
緋莢
5編収録(ただし、うち2編は前中後編という形式)。著者は『皇国の守護者』のコミカライズで知り(とても良かったので、現在読めないのは勿体ない)、その後、『シュトヘル』を少し読んだくらい。なので、こういう作品があったんだ、と驚きました。大きな壁が建てられ、隔てられた向こう側に戦車50輛分の200トンの鉄屑を届けて欲しいと依頼を受けた西部線の列車が…というのが一番最初に収録されている「新線西部軌道」(続く
2024/01/11
ノベツ
20年前、面影丸に目もくらむ衝撃を受けて以来大ファン。単行本化されてないウルトラジャンプの読み切りが読みたくて国会図書館に行こうか悩んだりもしたが、やっと単行本化された。原点というか、バットのような確固とした芯を堪能した。どの話もガツンガツン来る。皆川亮二とか藤田和日郎みたいにスタイルが完成されているなと感じる。最新作を追い作品がどんどん進化している様子を見たり、長編でカタルシスを得るもの最高だけど、短編で一刺しされるのもやっぱり大好きだなぁ。
2020/02/20
たー
伊藤さんの短編集!ということで、どれもこれもいい意味でノスタルジックだったり猟奇的だったり、濃い目の味わいがあります。しかも、短編と言いつつ中編?もあり、その厚さからも判るようにボリューム満点。まぁ、物足りない部分や説明足らずな部分はあれど、気にせず楽しむのが吉でしょう。しかし、伊藤さんの描くキャラは力がありますね。人物も分かりやすいし、かと言って他の方とは違う独特なラインがある。歪んでるけど歪んでないみたいな?まぁ、素人の私に何が判るってなもんですけど。お好きな方は是非手に取ることをオススメします。
2020/02/19
栄吉
★★★☆☆ 短編集。どの作品も魅せるお話しばかり。読んでて山風を思い出す。
2020/09/22
honnsuki
初期短編集。巻末で自らおっしゃってる様に現在描いてらっしゃるもののルーツが垣間見えます。表紙の『新線西部軌道』は長編で読んでみたいと思ったくらい面白かったです。
2020/05/21
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