カモのネギには毒がある 1 加茂教授の人間経済学講義 (ヤングジャンプコミックス)
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カモのネギには毒がある 1 加茂教授の人間経済学講義 (ヤングジャンプコミックス) / 感想・レビュー
ゼロ
「カモリズム経済理論」が世界的に評価されている天才経済学者・加茂洋平。彼の経済理論である「カモリズム」を実地研究(フィールドワーク)することになった名取。振り回される名取だが、経済理論を身をもって体感することで学ぶことができる経済的娯楽作品。悪事を裁くという理屈で動いているのではなく、悪事をしている人間を騙すという理屈で動いているので、面白い。非常に勉強になり、知らない場所で金を稼いでいる人間がいるのだなと分かる。著者2人がライアーゲームとクロサギの人なので、それ系が好きな人にはお勧めできる作品です。
2023/12/30
トラシショウ。
「今の世の中、カモがネギしょって近付いて来るのを待ってる奴程儲かる・・・って世の中じゃない?でもさ、そのネギに時々強烈な毒が入ってたら、カモを狙う人なんていなくなるのに・・・そう思っているのかも」。読み友さんの感想から。地方の旅館の一人娘の女子大生・三咲はひょんな事から「カモリズム経済理論」を提唱し世界から注目されている自身の通う大学の経済学教授・加茂洋平に実家の嵌められた詐欺から救われる事に。これをキッカケに彼のサポートをする様になった彼女は、「経済」の本質について学んでいくが・・(以下コメ欄に余談)。
2022/05/05
歩月るな
某お絵SNSの規約問題で揺れる今、悪いことをした奴らがいるんだなと妙な納得に肯んずる所の、悪い人が悪い人である事を感じ、この作品が妙にピンと来たので。敢えて後付けの学問と名指す事で、遅れて来たヒーロー感が出る、行動経済学。正直不動産、クロサギ、任侠転生を書き継ぎながらの最新作?(一番新作が判らない) 土台は違うけど、なんと言うか世の渡り方がギャラリーフェイクを感じる。無尽蔵の金転がしは富豪刑事とかの感じ。読んで賢くなった気分になれると言う点では右に出るものはない作風ではある。ちなみに私はカブトムシでした。
2022/11/16
もちもちかめ
読友さんのレビューでずっと気になってようやく購入。ライアーゲームとワンナウツの人だった。興味深い人間行動経済学。ワンナウツもそうだったけど、自分が勉強した内容を詰め込んで教え諭すのが大目的で、人物像のリアルさや深みが全くほとんど無視されていて、ベネッセとか学研とかの教育みたいな勉強マンガかな。学生さんや新社会人向け。大切な内容だけども、学校で授業で読んでおいてねという感じ。いや面白くて勉強になったんでケチつけたくはないんだけど、昔昭和のとき読んだ懐かしのためになった、小学生向け学習マンガみたいダナーと。
2023/02/04
緋莢
お気に入り登録している方の感想に興味を惹かれて、手に取りました。「この世で一番 役に立たない職業は経済学者である」が口癖、「経済学は経済学者から学ぶものじゃない」 の理由で大学の授業はほぼ休講。そんな〝すっごい変人”の経済学者で大学教授の加茂洋平と、ひょんな事から出会った名取三咲。実家の両親が貯えを全て共済に預けてしまい、しかもその共済が詐欺のような存在だと知るも、どうする事も出来ない。が、加茂は実地研究(フィールドワーク)をすると言い出して…(続く
2022/11/09
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