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戦場まんがシリーズ(1)スタンレーの魔女 (少年サンデーコミックス)

戦場まんがシリーズ(1)スタンレーの魔女 (少年サンデーコミックス)

戦場まんがシリーズ(1)スタンレーの魔女 (少年サンデーコミックス)

作家
松本零士
出版社
小学館
発売日
1974-08-01
ISBN
9784091200518
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戦場まんがシリーズ(1)スタンレーの魔女 (少年サンデーコミックス) / 感想・レビュー

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そのじつ

太平洋戦争。アメリカと日本が戦うなかで起こった短いドラマが語られていく。戦闘機のりになりたかった松本零士らしく、戦闘機のエピソードがリリシズムたっぷりに描かれる。加えて機械の性能やフォルムに惚れてるなあという描写。二等兵どうしでワイワイ話し合っている様子が、悲惨な状況なのになぜか楽しそう。松本零士の戦争は哀感はあっても悲壮感がなく、なんとなく明るい。これはこれで好きだけど…うーん(-_- )。

2014/08/20

コリエル

鬼頭莫宏が絶賛する短編「パイロット・ハンター」が収録。どんなのだろうと読んでみたが、ネットミームにもなっている、相棒とする三八式歩兵銃を世界最高と信じる気概で飛行機乗りを撃ち続ける狙撃手の物語だった。あの有名な台詞はこの漫画だったのかと。他の短編も粒揃い。幼少期とはいえ戦争体験者だからこそ描ける虚しさや重みが感じられる。

2023/04/06

YamashitaKeiichi

1973年作。後に「HARD METAL」「ケースハード」「コクピット・レジェンド」と変遷をたどっていくことになる戦場まんがシリーズのはじまり。短編集。第二次世界大戦中ということはわかるが、戦局がどうなっているのか、戦場がどこなのかはたいてい描かれない。そんなことよりも物語が綴るのは前線で戦う男一人ひとりの姿。主人公はたいてい死ぬ。主人公に有利なことは一切起こらない。英雄扱いされもしない。その物語に美しさを感じるが、戦場で生々しく簡単に人が死んでいく様を見て美しいと感じてしまっていいのか戸惑ってしまう。

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