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MAO (1) (少年サンデーコミックス)

MAO (1) (少年サンデーコミックス)

MAO (1) (少年サンデーコミックス)

作家
高橋留美子
出版社
小学館
発売日
2019-09-18
ISBN
9784091293107
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「MAO (1) (少年サンデーコミックス)」のおすすめレビュー

「私は人じゃない…?」事故で家族を失った少女と陰陽師の少年の運命が交錯して――高橋留美子『MAO』

『MAO』(高橋留美子/小学館)

「私は死んだ事がある」。謎の事故で両親を亡くした少女が、運命に立ち向かう物語が高橋留美子氏の最新作『MAO』(小学館)だ。

 本作は『うる星やつら』や『らんま1/2』などのコメディ路線とは異なる、シリアスな怪奇もので、高橋氏の得意ジャンルのひとつである。

 高橋氏の怪奇ものといえば、アニメ化もされた「人魚」シリーズ。そして先日放送された「全るーみっくアニメ大投票」というTV番組で、作品とキャラクター部門で共に1位に輝いた『犬夜叉』が頭に浮かぶ。

『MAO』はシリアスな高橋作品を好む方におすすめだし、さらに非常に多くの謎や巧みな伏線により、純粋なミステリーとしても楽しめるはずだ。

 ここでは2019年に発売された1巻、2巻を中心にレビューしていく。

「私は人じゃない…?」現代と100年前の世界を行き来する少女の運命とは

 主人公の黄葉菜花(きば なのか)は中学3年生。7歳だった8年前の9月1日正午頃、謎の陥没事故に巻き込まれて両親を亡くしていた。自身は血だらけで息が止まった状態で発見され、のちに祖父に引き取られて、不思議な雰囲気…

2020/3/8

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「こんな状況で不知火と対面…」 サンデー26号『MAO』、深手を負った摩緒に迫る大ピンチ!

『週刊少年サンデー』26号(小学館)

 2020年5月27日(水)に発売された『週刊少年サンデー』26号。『MAO』第48話では敵の攻撃により摩緒が深手を負ってしまい、「予想外の展開!」「ちょっとヤバそうじゃない?」と読者を驚かせた。  菜花と式神の子・乙弥を連れて夜道を進んでいる途中、金の気を放つ機械仕掛けの刺客に急襲された摩緒。放たれた攻撃は電柱を容易く切断するほどで、彼は菜花に逃げろと指示を出す。どうやら刺客の狙いは摩緒のみにあるようだ。  炎を使った摩緒による反撃は、刺客の口内に命中。弱まっていく姿を見て「やったか… !?」と手応えを感じるも、油断した隙をついて刺客の目から無数の攻撃が。摩緒の体から血飛沫が舞い、次の瞬間に刺客もろとも姿を消してしまう…。  百火と華紋が襲撃現場に到着し、事の顛末を伝えた菜花と乙弥。すると摩緒の残した破軍星の太刀が突然動き出し、菜花が手に取ると目の前に“金の気の流れ”が浮かび上がった。一方目を覚ました摩緒の前に現れたのは、兄弟子の不知火。血を流して意識朦朧の摩緒に対し、不知火は「あの日から… 憎いお前を忘れ…

2020/5/31

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「これは切ない…」サンデー25号『MAO』、紗那と敵対することになった摩緒に大反響!

『週刊少年サンデー』25号(小学館)

 2020年5月20日(水)に発売された『週刊少年サンデー』25号。『MAO』第47話では紗那をめぐって葛藤する摩緒の姿が描かれ、読者から「これは切ないな…」「摩緒の表情を見てるとツラい」といった声が相次いだ。

今日はサンデー! 高橋留美子先生Mao47話掲載してます。今週のハイライトは・紗那様の最期は…・摩緒が知る紗那の秘密とは!?・百火様、正直すぎて華紋様に呆れられるです! Mao4巻も絶賛発売中です! こちらもぜひよろしくお願いします!! pic.twitter.com/nqh9NkogYp— モリケン/週刊少年サンデー編集部 (@moriken1ban) May 19, 2020

 喫茶店に集まった摩緒・菜花・百火・華紋の4人。摩緒が殺したとされる紗那が、不知火の手先となって現われたことに彼らは驚きを隠せないようすだ。一方で菜花は自身が聞いていた紗那のイメージと違うことや、紗那が発した「どけ」という異様な声に違和感を覚える。  摩緒に対し、「いざとなったら紗那さまと闘う覚悟はあるのかい?」…

2020/5/25

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MAO (1) (少年サンデーコミックス) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

徒花

1巻まで。『境界のRINNE』がオカルトコメディだったのに対して、今度は『犬夜叉』っぽいシリアスな感じ。個人的にはシリアステイストのほうが好きかな。ただやっぱり、相変わらず妖怪ばっかり出てくる。大正時代に生きている陰陽師の摩緒と、現代に生きている女子高生・菜花が主人公。菜花は小学生時代の事故がきっかけでなにか妖怪化しているのか、そのあたりの謎は解かれていないし、摩緒とのつながりも不明。

2020/05/22

眠る山猫屋

久々の高橋作品、シリアスな展開だから『人魚の傷』シリーズみたいになるといいな。菜花の力の秘密、摩緒の不死、時間を跨ぐ門、そして猫鬼。キーワードが無数に散りばめられた物語の序章。お祖父ちゃんと魚住さんも、何だか秘密がありそうだ。これは期待して待とう。

2020/01/09

レリナ

これは文句なしに面白い。謎が謎を呼ぶ怪奇ロマン。菜花と摩緒には共通点がありそうで、最終的にどう元凶に辿り着くのか、気になる。こういう怪奇もの好みだ。高橋先生らしい作品。これからの話の展開が楽しみなマンガ。高橋先生の作品を久々に読んだわけだが、実に見事な出来。これは最後まで付き合っていきたい作品になりそうだ。まだまだ謎の多い本作だが、滑り出しは上々と言ったところだろう。犬夜叉のような雰囲気があるので、そのうち明確な敵がでてきそう。次巻に期待。

2019/09/19

ぐうぐう

週刊誌連載の漫画は、人気を得ると長期化する。ただ、長期連載となった人気作は、漫画家にとっては諸刃の剣でもある。漫画家のイメージを固定するし、何より次作への決定的なプレッシャーとなって襲いかかる。それほどに週刊誌連載とは過酷なのだ。そういう意味で、高橋留美子が『うる星やつら』以降、長期連載を続けて連発している(一作につき、約十年の連載だ)ことは、奇跡のような出来事といえる。この最新作『マオ』も、間違いなく人気を博し、長期連載となるだろう。なぜなら、期待に違わず、面白いからだ。奇跡はまだまだ続くのだ。

2019/09/18

どあら

妹から借りて読了。スムージー、そんなに不味いんだー😧 来月2巻が発売なので楽しみです❢

2019/10/30

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