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MAO (2) (少年サンデーコミックス)

MAO (2) (少年サンデーコミックス)

MAO (2) (少年サンデーコミックス)

作家
高橋留美子
出版社
小学館
発売日
2019-11-18
ISBN
9784091294463
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「MAO (2) (少年サンデーコミックス)」のおすすめレビュー

「私は人じゃない…?」事故で家族を失った少女と陰陽師の少年の運命が交錯して――高橋留美子『MAO』

『MAO』(高橋留美子/小学館)

「私は死んだ事がある」。謎の事故で両親を亡くした少女が、運命に立ち向かう物語が高橋留美子氏の最新作『MAO』(小学館)だ。

 本作は『うる星やつら』や『らんま1/2』などのコメディ路線とは異なる、シリアスな怪奇もので、高橋氏の得意ジャンルのひとつである。

 高橋氏の怪奇ものといえば、アニメ化もされた「人魚」シリーズ。そして先日放送された「全るーみっくアニメ大投票」というTV番組で、作品とキャラクター部門で共に1位に輝いた『犬夜叉』が頭に浮かぶ。

『MAO』はシリアスな高橋作品を好む方におすすめだし、さらに非常に多くの謎や巧みな伏線により、純粋なミステリーとしても楽しめるはずだ。

 ここでは2019年に発売された1巻、2巻を中心にレビューしていく。

「私は人じゃない…?」現代と100年前の世界を行き来する少女の運命とは

 主人公の黄葉菜花(きば なのか)は中学3年生。7歳だった8年前の9月1日正午頃、謎の陥没事故に巻き込まれて両親を亡くしていた。自身は血だらけで息が止まった状態で発見され、のちに祖父に引き取られて、不思議な雰囲気…

2020/3/8

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「こんな状況で不知火と対面…」 サンデー26号『MAO』、深手を負った摩緒に迫る大ピンチ!

『週刊少年サンデー』26号(小学館)

 2020年5月27日(水)に発売された『週刊少年サンデー』26号。『MAO』第48話では敵の攻撃により摩緒が深手を負ってしまい、「予想外の展開!」「ちょっとヤバそうじゃない?」と読者を驚かせた。  菜花と式神の子・乙弥を連れて夜道を進んでいる途中、金の気を放つ機械仕掛けの刺客に急襲された摩緒。放たれた攻撃は電柱を容易く切断するほどで、彼は菜花に逃げろと指示を出す。どうやら刺客の狙いは摩緒のみにあるようだ。  炎を使った摩緒による反撃は、刺客の口内に命中。弱まっていく姿を見て「やったか… !?」と手応えを感じるも、油断した隙をついて刺客の目から無数の攻撃が。摩緒の体から血飛沫が舞い、次の瞬間に刺客もろとも姿を消してしまう…。  百火と華紋が襲撃現場に到着し、事の顛末を伝えた菜花と乙弥。すると摩緒の残した破軍星の太刀が突然動き出し、菜花が手に取ると目の前に“金の気の流れ”が浮かび上がった。一方目を覚ました摩緒の前に現れたのは、兄弟子の不知火。血を流して意識朦朧の摩緒に対し、不知火は「あの日から… 憎いお前を忘れ…

2020/5/31

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「これは切ない…」サンデー25号『MAO』、紗那と敵対することになった摩緒に大反響!

『週刊少年サンデー』25号(小学館)

 2020年5月20日(水)に発売された『週刊少年サンデー』25号。『MAO』第47話では紗那をめぐって葛藤する摩緒の姿が描かれ、読者から「これは切ないな…」「摩緒の表情を見てるとツラい」といった声が相次いだ。

今日はサンデー! 高橋留美子先生Mao47話掲載してます。今週のハイライトは・紗那様の最期は…・摩緒が知る紗那の秘密とは!?・百火様、正直すぎて華紋様に呆れられるです! Mao4巻も絶賛発売中です! こちらもぜひよろしくお願いします!! pic.twitter.com/nqh9NkogYp— モリケン/週刊少年サンデー編集部 (@moriken1ban) May 19, 2020

 喫茶店に集まった摩緒・菜花・百火・華紋の4人。摩緒が殺したとされる紗那が、不知火の手先となって現われたことに彼らは驚きを隠せないようすだ。一方で菜花は自身が聞いていた紗那のイメージと違うことや、紗那が発した「どけ」という異様な声に違和感を覚える。  摩緒に対し、「いざとなったら紗那さまと闘う覚悟はあるのかい?」…

2020/5/25

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MAO (2) (少年サンデーコミックス) / 感想・レビュー

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眠る山猫屋

関東大震災が近づくなか、事態は少しづつ動き始める。新興宗教の闇を暴く摩緒の冷徹さが、今までの高橋作品主人公らしくなくて良い。自身の追う猫鬼以外にあまり関心が無いという事なのだろうか。そして菜花の記憶の火事は大震災だったのか。とうとう猫鬼の後ろ姿を捉えた摩緒たち。摩緒と菜花の掛け合いは、実に高橋留美子さんらしくて懐かしくてホッコリした。

2020/01/11

はな

1巻に続き、やっぱり面白い(*^^*)留美子先生はほんとに魅せるイケメンを描くのが上手だと思う…。和装、刀といい、相変わらず犬夜叉を想起させるけどこちらのイケメンは、何事も対応がクール。傘を持って菜花の後ろに現れたときの佇まい&表情は…心臓やられた(語彙力、笑)主役のピンチにさっそうと駆けつけて妖怪(?)を蹴り飛ばす←戦うヒロイン菜花もすごく素敵。後半の怒涛の展開を見る限り、まだ今後どういう動きをしていくのか(物語の方針)はわからないけれど、長編になったら嬉しいな〜。もっとこの二人が見たい(^^)

2019/11/20

どあら

妹から借りて読了。白羽くん、使える人だー(^^) おじいちゃんとお手伝いさんがとっても気になる❢

2020/02/24

ぐうぐう

高橋留美子の連載作品なのだから、当然長期連載になるという思い込みをうまく利用した、アップテンポの展開に「さすが!」と唸らされる第2巻。早くも伏線の回収が始まるのだ。これには驚いた。もちろん、この先にはいくつもの奥の手が潜んでいるはずで、ゆえの早期の伏線回収なのだと理解すると、さらに「さすが!」と唸ってしまう。関東大震災のくだりも、手垢の付いた設定であるのに、当然のようにグイグイと読まされる。もう、高橋留美子の掌で踊らされてる感が楽しくってしょうがない。

2019/11/22

どあら

妹から借りて再読。ノミのシスターが不気味…😣

2021/04/13

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