漫画家本vol.14 高橋留美子本 (少年サンデーコミックススペシャル)
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「漫画家本vol.14 高橋留美子本 (少年サンデーコミックススペシャル)」のおすすめレビュー
デビューから44年、世界的な漫画家となった今も漫画を愛しぬく高橋留美子の全貌とは あだち充のトリビュート・イラストレーションも収録
『漫画家本vol.14 高橋留美子本』(高橋留美子/小学館)
「好きなことを仕事に」と聞くと夢のような話だと思いがちだが、実際に「好き」を趣味ではなく仕事にすると、当然のことながら苦労が伴って、時にそれは幻滅に近い感情になる。たとえばライターの場合、掲載媒体の方針や読み手のことを考えた編集者によって内容を大幅に変えるように提案されることもあり、私自身、そういうことがあると趣味と仕事の違いを実感する。知人の中には好きなことを仕事にしたせいで「好き」が「嫌い」になってしまった人もいる。
一方で好きなことによる幸福感が仕事の辛さを大きく上回り、それが読者にも伝わって今も日本を代表する漫画家として活躍し続ける人がいる。1978年にデビューして初の連載作が80年代に社会現象を巻き起こし、2022年、令和版として再びアニメ化された『うる星やつら』の作者・高橋留美子だ。
高橋さんの勢いは『うる星やつら』にとどまらず、その後『らんま1/2』や『犬夜叉』など数々のヒット作を生み出してその多くがテレビアニメ化され、現在も「週刊少年サンデー」(小学館)でダークファンタジ…
2022/11/6
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漫画家本vol.14 高橋留美子本 (少年サンデーコミックススペシャル) / 感想・レビュー
かんけー
読了♪去年の積読です(^_^;)圧巻は4万字ロングインタビュー♪デビュー作から最新作まで高橋先生の「今」が感じられてGJ (⌒‐⌒)他にも著名人による作品コラムも大満足。表紙のラムに当時が走馬灯の様に懐かしく♪まだ青かったあの頃ラムのビキニ姿にドキドキして(ー_ー;)w面白かったです("⌒∇⌒")♪
2023/01/09
はるき
今更ですが、高橋先生受勲おめでとうございます。漫画界で何十年もトップランナーでい続けることの凄さとか、発行部数とか諸諸ありますが、何よりも「漫画は面白い」と感じる作品を沢山書いてくれてありがとうございます。
2020/11/06
ジロリン
実は高橋留美子の連載マンガで、きちんと読了したのは「ダストスパート」だけwといういい加減な読者でも、インタビューは興味深い話のオンパレード。冒頭の夏目房之介による論評も見事。「それまで、男が見ても女が見てもセクシーでキュート、というキャラは存在しなかった」という分析に大きく頷く(「一時期の吾妻ひでおがそうだった」と言及しているのもさすが)。そのストーリーテリング、ギャグの発想力はもちろん凄いのだが、このマンガ家の一番の武器は<男性読者のリピドーを刺激する女性キャラが描けること>だと密かに思っているw
2020/01/07
kenitirokikuti
夏目房之介氏のエッセイ:自分を含むベビーブーマーは漫画優位で、テレビアニメは劣化コピー的なイメージ。また、(漫画)雑誌はジェンダーで分かれており、男子が少女漫画を読むことはなかった。だが、テレビ番組は雑誌ほど享受者が性別で分かれない。オタクはアニメ世代であり、少女漫画のスタイルと少年漫画のスタイルが混ざっている。
2020/06/27
魅乃乎minoco19860125
高橋留美子先生の登場人物みんな癖強な濃いカオスな世界観めちゃくちゃ好きなんです。それからまっすぐな恋愛観、めちゃくちゃなのに大事なとこは筋とおってる芯の強さが好き。
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