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窮鼠はチーズの夢を見る (フラワーコミックスα)

窮鼠はチーズの夢を見る (フラワーコミックスα)

窮鼠はチーズの夢を見る (フラワーコミックスα)

作家
水城せとな
出版社
小学館
発売日
2009-05-08
ISBN
9784091325143
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窮鼠はチーズの夢を見る (フラワーコミックスα) / 感想・レビュー

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合縁奇縁

優柔不断な性格が災いして不倫という「過ち」を繰り返してきた恭一。ある日彼の前に妻から依頼された浮気調査員として現れたのは、卒業以来会うことのなかった大学の後輩・今ヶ瀬だった。ヘテロである男がゲイの男に傾き抱く情の葛藤、ゲイの男自身が抱える負の恋慕の情の描写が細やかでリアルに描かれてます。今ヶ瀬の執拗さ用意周到さ、そして健気な愛情に身震いします。絵が好きじゃないけど、話の中身は良かったです。あの桁違いのレビュー数に納得。

2019/05/23

エンブレムT

ものすごい閉塞感のあるラスト。リアルタイムで追いかけてた人はキツイ思いをしただろうなぁ。。。私は『俎上~』から読み始めたので、1つ1つのエピソードに納得していくような、それぞれの想いの根の部分がストンと腑に落ちたような感じです。今ヶ瀬の「貴方にそんなこと させられない・・・!」と口走るシーンから、恭一と出会った透明なシーンにつながっていく展開が凄すぎる!!なんかもう、2冊合わせてBLとかそーいったジャンルを超えたスケールの作品だと思いました。

2010/04/04

読んで納得のタイトル。今ヶ瀬も恭一も性格は個人的に好みじゃないけれど、登場人物たちのキャラ設定、心理描写、どれも細かく深く描かれていたし、メリハリある展開もうまかったと感じる。セリフもなかなかリアリティあった。ノンケだった恭一が少しずつ今ヶ瀬の心と体を受け入れていくまでの葛藤や妄想、女性との比較なんかは面白かった。執念深い今ヶ瀬と流されやすい恭一という組み合わせだからこそ成り立つ話とも言え、追われて逃げて、立ち止まっては戻ったり、突き放したり、まさに窮鼠。二人のその後が気になるので続編も読みます。

2013/03/21

ひかりびっと

全く持って甘くないBL。痛さと切なさが交錯するこの作品はまるでブラックチョコレートのようだ。

2012/05/03

さおり

おすすめされたBL小説が本屋さんになくて、ブックオフなら?と思って行ってみたけどやっぱりなくて、傷心でフラフラしてたら「ボクたちのBL論」でサンキュータツオさんが春日太一さんに薦めていたこれが置いてて、絵が好みじゃないかもと思いながらもすべて立ち読みし、その後買って帰りました。男女を描いたエロい漫画を読んだことのない私がいきなりこれを読むのはなんか飛躍しすぎ?なんだけど、悪くない。それにしてもこんなにも流されるセンパイ、少女漫画ではあり得ない人物設定だよ。まぁ、そこが嫌いじゃないんだけども。

2018/11/28

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