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俎上の鯉は二度跳ねる (フラワーコミックスα)

俎上の鯉は二度跳ねる (フラワーコミックスα)

俎上の鯉は二度跳ねる (フラワーコミックスα)

作家
水城せとな
出版社
小学館
発売日
2009-05-08
ISBN
9784091325150
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俎上の鯉は二度跳ねる (フラワーコミックスα) / 感想・レビュー

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合縁奇縁

「俺の人生なんかどうにでもなるんだからさ、だからお前は心配すんな」「窮鼠~」の続編。恭一の好みの女が目の前に現れ、疑心暗鬼に陥り、嫉妬に苦しむ今ヶ瀬。そんな今ヶ瀬を可愛く思い、どんどん深みに嵌まっていく恭一。重い…けど、お互いの心理描写や葛藤で上手く描かれていて良かった。最後までハラハラさせられたし、今後の2人が幸せである保証はないけど…恭一には、はっきり好きだと言って欲しかった。まさかリバになるとは思わなかったです。少女漫画家の人がBLを描いた方が最後まで納得いく仕上がりの話しになりますね。

2019/05/23

読み応えあって面白かった。相変わらず好きになれないキャラの2人ではあるけれど、間に女性を挟むことで、それまで流されてばかりだった恭一が自分の意思でいろいろ決めていくようになる変化は微笑ましい。それに女から逃げて男に走ったんじゃなく、あくまでも今ヶ瀬と真摯に向き合う覚悟をする恭一を主人公として描いているので、たまきを悪女に描かなかったことは重要だったと思う。今ヶ瀬のどうしようもないマイナス思考は切なくもあったが、彼が今後はしっかり根を下ろして、ちゃんと安心して恭一と過ごせていくといいなと思う。

2013/03/21

エンブレムT

圧倒されるような重さとゾクゾクするようなカタルシスがありました。今ヶ瀬の恭一だけに固執する気持ち、流されつつも冷静であろうとしている恭一のある種の狡さ、そのどちらにも共感できる自分にビックリした。更には、そんな2人に振り回される女性陣にも共感できるって・・・いったいどういうことだろう。。。恋愛は業。この作品が胸に響くのは、キレイごとだけでない生き様が描かれているからか?おそらく何度も読み返す作品になると思います。前作『窮鼠~』も読みたいです。(買う順番間違えちゃった・・・)

2010/03/20

ひかりびっと

こんなにドロドロとしたBLを読んだのは初めてだ・・・二人に幸あれ。

2012/05/03

藤月はな(灯れ松明の火)

(恋愛については疎い者の支離滅裂な感想です)相手のことを想い、それでも自分の想いと板挟みになる二人がどんな想いで言葉を交わしたのかと思うと心臓が引き裂かれるように言葉に出来ない程の混沌とした感情が込み上げてきた。誰かを思うことは周りや自分すら傷付けてしまう業になり、二人の真摯な思いは相手に確実には伝わらなく、擦れ違う。それは傍らから見れば幸福に程遠いかもしれない。しかし、最後のページのあの言葉には泣いてしまった。

2010/12/30

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