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マダムGの館 (フラワーコミックススペシャル)

マダムGの館 (フラワーコミックススペシャル)

マダムGの館 (フラワーコミックススペシャル)

作家
グレゴリ青山
出版社
小学館
発売日
2010-07-09
ISBN
9784091332974
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マダムGの館 (フラワーコミックススペシャル) / 感想・レビュー

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rosetta

北村薫センセイの『中野のお父さん』に出てきて興味を持ってAmazonでポチ。高校生の時に北村先生に薦められて高野文子の『絶対安全剃刀』を探して何軒もの本屋を巡ったことを思い出し、あの当時は1冊の本を探すのに苦労したものだ。漫画だと思って甘く見ては行けない。半端な活字本など敵わない膨大な知識のバックグラウンドには頭がクラクラする酩酊感。耽美の求道者マダムG。雨宮少年と共にマダムの狂気に巻き込まれて行く。浮世絵、ボリウッド映画、モダンアート、老上海...。要するに平成の漫画で読む澁澤龍彦。つまり大好き!

2019/06/02

アイアイ

戦前、30年代の上海に時間旅行。待ってました李香蘭~♪モダンな中国・インド女優や映画の情報が豊富な上に日本文学まで紹介されている。漫画とあなどれない情報の宝庫。「ノラや」内田百閒読みたい~猫好きにも嬉しい一冊。▽図書館

2015/09/11

アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯

「美」の探偵マダムGが美少年雨宮に教える耽美でレトロな美の世界。と言っても本気の耽美にギャグがまぶされて面白い。グレゴリ青山さんは旅のエッセイ漫画しか読んだことなかったので、こういう一面もあるのか!と驚いた。

2022/11/30

アリーマ

謎めいた洋館に囚われた美少年が謎の女主人に仕える話…かと思えば、ナンダカンダと作者の耽美趣味世界を細々と掘り下げていく博物誌展開。江戸川乱歩、夢野久作、竹久夢二などのオーソドックス耽美路線から、何故かボリウッド映画まで、不思議な蘊蓄が炸裂して面白かった。正直耽美系だけだとキツイね、と思っていたが、そこから外れた話がむしろ面白い。そういえばこの人、京都の話もいろいろ書いていたっけ、と思い出して、ついでに読むことにした♩ ★★★★

2020/04/20

ビスケ

月光浴篇ゲット! 探偵小説、太宰治、中井英夫、夢二、高畠華宵、小村雪岱、インド映画、猫……。これを読むと、作者の好みがよーくわかる。好みが大体かぶっているので、作者が好きなものなら、自分の知らなかった世界でもトライしてみようかなという気分に。老上海を舞台にした小説のアンソロジーが出ているなんて知らなかった。読みたい!

2012/11/01

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