14歳 3 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)
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14歳 3 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕) / 感想・レビュー
ぐうぐう
14年後に地球が終わる。その事態を象徴するのは、子供が産まれなくなったということだ。つまり最後に産まれた子供は、14歳までしか生きられないことを意味している。地球に、人類に未来がないことを、楳図かずおは徹底するため、わざわざ異星人を襲来させ、その異星人に「襲う価値なし」と言わしめ、人類に決定的な引導を渡すのだ。この非情さ、過酷さからしか、しかし真の希望は生まれないのだという楳図の叫びが、『14歳』の全編を貫いている。
2012/12/13
∃.狂茶党
時代設定は2121年。 今からだとざっと100年後だけど、発表時期からは130年ほど先。 テクノロジーは魔術と見分けがつかないほど発達しているが、どこか古めかしい描かれ方をしている。
2024/02/09
5〇5
あらやだ、この巻は衝撃的な場面が多過ぎよっ。エロい、キモい、グロいの三拍子。とてもじゃないけどよい子には見せられないわねぇ。とにかく地球はメチャクチャだし、色欲エイリアンは襲来するし、宇宙脱出計画はボロボロだし… 一言でいうと予測不能なカオス状態よーっ!作者のイマジネーションは、もはやノンストップ!
2022/04/22
くろいの
正直、持ち続けることが苦痛なくらい重い。全5巻じゃだめだったんですか祖父江先生。異星人の襲来が凄すぎる。恐すぎる。あんな描写初めて見ました。
2013/04/19
あきくま
もう凄いのである。予測不能の展開、「なんじゃこりゃー」の連続で振り落とされないように本にしがみつくみたいにして読んだ。美意識について思いを馳せつつ読んだら、えらいことになってるし。楳図先生の頭の中の宇宙的広がりに身を委ねるしかない。いよいよ地球を出発する子どもたちの行く末はどうなるのか、続きを読まずにいられようか。もう今夜は寝ない覚悟で次の巻に突入だ。飛べ!チラノザウルス!!三歳児に人類の希望や願いや未来を託すしかないほど、地球も人類もギリギリなのだ。寝てる場合じゃない。
2012/12/28
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