阿・吽 (1) (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
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4月30日発売の最新号は「琳派って楽しい!」。これが本当に楽しいのなんのって!
■『和樂』は日本文化の入り口マガジン!
ダ・ヴィンチニュースをお読みのみなさん、はじめまして。『和樂』という雑誌で編集長をしております、セバスチャン高木です。みなさん、『和樂』という雑誌はご存じですか。おそらく知らない方もたくさんいらっしゃると思いますので、少しだけ説明をさせていただきます。
『和樂』は奇数月の1日に発売している隔月刊の雑誌です。「日本文化の入り口マガジン」をキャッチフレーズに、大人気の伊藤若冲や葛飾北斎などの日本美術、すごーく高尚なイメージの茶の湯、ザ日本の伝統芸能と思われている歌舞伎、なんとなーく奥が深くて怖いイメージの京都などをテーマに、毎号、日本文化の魅力を楽しく美しく伝えようと日々精進しております。
雑誌以外にもウェブメディアや商品開発など、いろんなところに手を出して(ほとんど返り討ちに遭うのですが)、日本文化の入り口づくりに邁進しています。詳しくは下記記事をぜひぜひご覧ください。自分が書いたわけではないのですが、あまりに素晴らしくまとまってい…
2018/4/28
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阿・吽 (1) (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL) / 感想・レビュー
星落秋風五丈原
仕事も恋愛も頑張るキャリアウーマンをヒロインに据えた漫画『サプリ』のイメージで本書を読むと、かなり驚くことは間違いない。画風も少し変わっているし、人死にのシーンも多く登場する。また、連載第一回の一ページ目が、空海の文言を、黒地をバックに白でベタ打ちしたものだ。まず、このような始まりは少女漫画ではありえない。宗教家を主人公、仏教をテーマに、というのもなかなかチャレンジング。既存の仏教界に幻滅しながらも正しさを仏教に求める最澄に比べ、新しい知識を得る喜びに純粋に浸っている真魚には、まだ深き苦悩は訪れない。
2015/01/03
辺辺
面白い。名高い最澄と空海のお話。まず、画力の迫力に圧倒された。心優しい最澄が静だとすると、知恵に飢えている空海は動で対比のような二人だ。第一巻はまた二人の出生と出で立ちと出会いの巻ですが、この後、山に籠ってどうやって悟りを得られるのか、続き読むのが楽しみで仕方がない。多少、エログロ残虐な描写があるものの、嫌悪感を覚えず、寧ろ、生々しくてリアルに感じさせてくれる処も凄い。二人の人生がこれからどう絡んで進んでいくのだろう?個人的に、とりわけ、最澄の清らかさがお気に入り。迫力では空海には負けてるけどね、笑
2016/04/16
いちろく
紹介していただいた本。最澄と空海。目指す道は同じであったはずなのに、袂を分かち別々の道を歩む事になる2人。1巻からの当時の世界観や性格描写、そして後に大きく関わるであろう伏線も見事。冒頭の信長による比叡山延暦寺の焼き討ちシーンから始まる点でも今後の展開を暗示しているのは明らかであり、結末は歴史の出来事として知っているから悲しくもなる。だからこそ、読者の一人としてこの作品の結末を見届けたくなる。現在の既刊分まで読了。独特な作風で好みが別れると思うけれど、私には久々に世界観に飲まれた作品だった。紹介感謝!
2017/09/25
藤月はな(灯れ松明の火)
「正しさ」という光へと人々を導くために修行する広野と空っぽの言霊よりも真理を極めんと欲す真魚。彼らは、後に意気投合し、思想上、別れることになる最澄と空海その人たちである。幼い頃の真魚はソクラテスめいていますね。彼を理解してくれる勤操さんや伯父の阿刀大足、智泉がいてくれて良かった^^一方、最澄は崇高な考えができるのはある意味、「何も知らない/知ろうとしない」という傲慢さがあるからできるのだと思います。所々で垣間見える母が犯した「こと」や薄汚い世を憎みながらも笑うしかなかった泰範がその思想の残酷さを伝えてくる
2014/11/08
カザリ
一時期、空海が好きすぎて青龍寺まで行ってしまったことを思い出しました。。。空海が儒学が嫌になって、仏教に転向するのが3Pぐらいで説明されているので、展開が速すぎて私には把握しきれませんでした。。でも、空海と最澄がメインの物語というだけで設定萌えします。。私だったら、魔界大戦争風に持っていくなあとか妄想しつつ、岡崎作品はデビュー以来2作品目。。
2015/01/10
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