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健康で文化的な最低限度の生活 (4) (ビッグコミックス)

健康で文化的な最低限度の生活 (4) (ビッグコミックス)

健康で文化的な最低限度の生活 (4) (ビッグコミックス)

作家
柏木ハルコ
出版社
小学館
発売日
2016-08-30
ISBN
9784091878106
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健康で文化的な最低限度の生活 (4) (ビッグコミックス) / 感想・レビュー

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yoshida

公務員のえみるは生活保護に関わるケースワーカー。ケースそれぞれに背景がある。家庭の中の問題は表に出ず難しい。今回は虐待のケース、家庭内暴力で家を飛び出したケースを収録。どんな事情があれ、子供を虐待する事は許されない。子供は家庭から離れては生きていけない。私自身も家族と向き合い独善的にならない行動をとろうと感じた。夫の暴力で高知から都内に住む息子に実を寄せた母のケース。世帯の概念があり、簡単に生活保護は受けられない。もどかしくもあるが、法の下の現実を見た。普段は馴染みの少ない生活保護に光を当てた貴重な作品。

2016/09/05

しいたけ

息子と父親の関係にはすぐ察しがつく。そこに向かって描いているのだから当たり前なのだが。私が仕事で主人公義経えみるに当たってしまったら、言うセリフはただ一つ。「ちっ、使えないワーカーだな」。ケースワーカーの成長物語に付き合ってやれるのはコミックだけ。コミックスでさえ、いい加減読むのはやめようと思ったり。と言いつつ、次巻は来年の春発売かあとチェックする。

2016/09/16

あん

父親に財力があるにも関わらず、息子から申請された生活保護の裏に隠された、父親からの性的虐待。生活保護申請の裏に隠された真実を見極め、原則と照らし合わせ、判断を下す作業は生半可ではない。 ケースワーカーという仕事にまっすぐ向き合っても、えみるの奮闘がいつも実を結ぶとは限らないし、徒労に終わる事のほうが多いと思うからこそ、応援せずにはいられません。

2016/10/15

読特

支援を拒否する息子。父子の間に何がある?…前巻からの続き。謎が明かされる。想像になかったその事情。ストーリーとしてはわかりやすい。それなりに衝撃的で問題提起としてよろしかろう。しかし…こういう答えは望まなかった。もっとわかりにくく、何故かを追いかけたくなるネタであって欲しかった。父側の身に置き換えて、こんな行動になるだろうか?人が感じるものは複雑過ぎて、わかりやすいはずもない。「ああかも、こうかも」と考え抜き、少しずつ答えがあてはまっていくもの。ただ、これはコミック。それを受け入れての楽しみ方もある。

2022/09/08

nyaoko

扶養照会問題の後編。島岡親子の確執、なんてこったい…重い、重すぎる。でも、これはきっと氷山の一角。この問題はとてもデリケートだし、なかなか表に出せない心の問題だから、もっと沢山の人が苦しんで泣いているに違いないと思う。しかし、生保は本当に担当者によってその人の将来の明暗が大きく別れてしまう!福祉関係だけでなく、社会保障について関わる仕事をしている方には是非とも読んでもらいたい漫画だよなぁ。

2016/10/06

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