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ピコーン! (IKKI COMICS)

ピコーン! (IKKI COMICS)

ピコーン! (IKKI COMICS)

作家
舞城王太郎
青山 景
出版社
小学館
発売日
2007-02-27
ISBN
9784091883568
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ピコーン! (IKKI COMICS) / 感想・レビュー

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とら

舞城王太郎の『ピコーン!』『スクールアタック・シンドローム』を青山景が漫画化した作品。凄いとしか言いようが無い。というかそもそも、舞城作品を漫画化するという発想が物凄い。でも表現出来てる。どうやったって舞城なのだから文字ばかりになるのは仕方が無い。でもこれは何だろう、表現は難しいけれど、文字が背景?みたいな感じ。なんにせよ雰囲気は出てたし良かった。衝動買いした甲斐あったな(笑)青山景は『ストロボライト』読んだことあるけど良かった。何となく通じる部分あるな確かに。舞城作品小説で分かりにくいと思ったらどうぞ。

2012/12/30

pinoco.

舞城原作。アホみたいに、生きるとは?死ぬとは?とか考えてしまう日は必ず手に取る。ページを捲るたび、人間の生へのエネルギーというか、命への執着を思い知らされる。大切なひとを失って、床に倒れたままおめおめ永遠に泣いてるわけにもいかない。餓死したくても否が応でもお腹がへる、涙が出なくなる、松ちゃんのネタについつい笑ってしまう、季節がどんどん巡る、声も顔も思い出せなくなる、終いにいい思い出になって何事もないよな顔で生きていく。セカチューの対極だ。笑えないのは、これを描いた青山さんがもうどこにもいないこと。

山茶

舞城王太郎の世界観を物凄くリアルに書いてくれた青山景に感動です。画が綺麗なのに、残酷だったり、下品だったりする部分が伝わってきます。

2010/04/21

訃報

何かが足りない感…間違ってはないんだけど、根本的に、文章の勢いがないと伝わってこないのか。小説として一旦完結したものを漫画化している本作と、漫画原作という形でつくられているバイオーグ・トリニティとはやはり違うのだ。ところで、ピコーンって勃起の擬態語だったのね。そんで本作において勃起は愛のしるしで。デビュー作から舞城がこだわっているモチーフ=見立て殺人は、粗雑な、質の悪い、間違った自分だけの物語へ生身の他者を押しこむことだと言い換えられる。村上春樹は『アンダーグラウンド』で麻原彰晃の作ったオウム真理教という

2014/08/02

ネーブル

思ってた以上に忠実で舞城テイストもよく出てる。原作が好きだったせいかスクールアタックシンドロームの方が好印象。担任教師との絡み部分で敢えて心理描写をしなかったのは作戦かどうか分からないけど巧いと思った。

2010/06/30

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