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潜熱 (1) (ビッグコミックス)

潜熱 (1) (ビッグコミックス)

潜熱 (1) (ビッグコミックス)

作家
野田彩子
出版社
小学館
発売日
2017-02-10
ISBN
9784091893475
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「潜熱 (1) (ビッグコミックス)」のおすすめレビュー

中年ヤクザと女子大生の危険な恋。誰からも祝福されない関係は、不幸へ続く道なのか?

『潜熱』(野田彩子/小学館)

 恋は衝突事故のようなものだ、とたとえられることがある。予測不可能で、気がついたら事故のように相手に恋をしている。その感情はまさに制御不可能。それがいけない恋、不幸な未来しか見えていない恋だとしても、誰にも止めることなどできない。

 最新作『ダブル』で、第23回文化庁メディア芸術祭「マンガ部門 優秀賞」を受賞したマンガ家・野田彩子さんの『潜熱』(小学館)は、そんな“誰にも止めることのできない恋”を描いた作品だ。

 主人公はコンビニでアルバイトをしている大学生の瑠璃。彼女のバイト先には、毎日同じ銘柄のタバコを買いに来る中年男性がいた。彼の名は逆瀬川(のせがわ)。いつも不敵な笑みを浮かべ、時折、他の客に暴力を振るう。黒いスーツを身にまとい、ただならぬ雰囲気を放つ逆瀬川は、ヤクザだった。

 ヤクザと接する機会がない者にとっては、彼らの存在は恐怖でしかないだろう。それは瑠璃も同様だ。ところが瑠璃は、ひょんなことから逆瀬川に接近することになる。

 それはバイトが終わり、ゲリラ豪雨に立ち往生していたときのこと。コンビニの軒先で逆瀬川に声を…

2020/3/25

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『潜熱』『モブ子の恋』…“アルバイト先ではじまる恋”を描いたマンガ4選!

 出勤したらちょうど控え室で一緒になったり、お互いのシフトが被っている時間をこっそり確認したり、上がりの時間が同じだったから駅まで一緒に帰ったり、仕事とは関係ないことでLINEしてみたり、トラブルで困っているときにサッと助けてくれたり……アルバイト先の職場でする恋って、なんだか学校や会社とはまた違ったドキドキがあるんですよね。

 会えるかどうかわからない、会えてもシフトが被っているときだけ。普段の学校生活とは違う居場所で見つかる恋。そんなバイト先で始まる恋物語を描いた漫画をまとめてみました。

このまとめ記事の目次 ・モブ子の恋 ・WORKING!! ・恋は雨上がりのように ・潜熱

【1】同い年同士の素朴な恋にキュンとする!『モブ子の恋』

『モブ子の恋』(田村茜/徳間書店)

 舞台はスーパー。主人公の信子は、大学生になって始めたアルバイト先で、同い年の入江くんに淡い恋心を抱きます。ちなみに主人公は、自ら脇役を選んでしまうような、謙虚で地味な女の子。彼女が想いを寄せる入江くんも、真面目で気遣いはできますが、恋愛は初心者でぎこちない男の子。

 物語が進んでいく…

2018/8/4

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潜熱 (1) (ビッグコミックス) / 感想・レビュー

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yoshida

大学生の瑠璃はコンビニでバイトを始める。毎日同じ銘柄の煙草2つを購入する中年の男・逆瀬川に惹かれる。ある雨の夜、瑠璃がバイトから上がる時に来店した逆瀬川。瑠璃は逆瀬川に声をかける。その事を瑠璃は後に悔やむ。逆瀬川はヤクザの組長だった。逆瀬川をヤクザと知り、妻子がいて、更に離婚歴があっても、好きになる瑠璃。瑠璃の持つ儚い雰囲気。そして瑠璃の心に密かに熱く点る火。それは灼熱で自身を焼き尽くす火だろう。瑠璃や逆瀬川の表情に心惹かれる。抗いようのない空気感と破滅への予感。個人的にはとても好み。次巻が楽しみな作品。

2017/04/11

黒瀬 木綿希(ゆうき)

コンビニでバイトしている女子大生、瑠璃は毎日タバコを二箱買いに来る逆瀬川(のせがわ)のことが気になり始め、思い切って声をかけたが彼はなんとヤクザで―という鉄板、王道?な設定。恋は理屈ではないのだなと思わせるのがお上手。ただ、相手が相手だけに、主人公の行動がヒヤヒヤするというか、理由が分からないまま惹かれてしまう場合の危うさが心配だ。

2018/04/15

ぐうぐう

父親ほどに歳の離れたヤクザに恋する女子大生の物語。手垢の付いた設定のようでいて、この時代に描くとなると、なんとも新鮮な組み合わせに思えてくる。しかも、そんなベタな設定を野田彩子が描くというのが、新鮮さに拍車を掛けている。「正しさもまともさも年相応の恋愛も、誰にも何も決められたくない。騙されていたっていい。私が選んだんだから」準備は整った。タイトルを信じるならば、ここから主人公・瑠璃の変貌への熱エネルギーが描かれるはずだ。

2017/02/25

はるみかん

息子からの借り本。こういう恋愛というか、おつきあいってあるんだろうなぁ。でも、私は基本893が苦手なので薄目で読了。

2018/07/22

あき

おっさんに恋した女子大生のはなし。今の時代にはありふれてそうな感じだけどなにせそのおじさんはヤクザ。コンビニのバイトを通してタバコ買いに来るだけのやくざおじさんを好きになっちゃうなんてねー 色気のあるおじさんとただのおじさん二種類いると思うんだけど、まあ確かにこの人は前者なのかな。個人的には絶対関わりたくないけど。なんか映画『スローなブギにしてくれ』を思い出した。笑ってるときより笑ってない表情の方が綺麗、なんて言われたらドキッとするんだろうな。おじさんと瑠璃ちゃんがこれからどんな風に関わっていくのか楽しみ

2018/10/16

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