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蒼ざめた馬 名探偵・英玖保嘉門の推理手帖 (上) (ビッグコミックススペシャル)

蒼ざめた馬 名探偵・英玖保嘉門の推理手帖 (上) (ビッグコミックススペシャル)

蒼ざめた馬 名探偵・英玖保嘉門の推理手帖 (上) (ビッグコミックススペシャル)

作家
アガサ・クリスティー
星野泰視
出版社
小学館
発売日
2017-09-29
ISBN
9784091894564
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蒼ざめた馬 名探偵・英玖保嘉門の推理手帖 (上) (ビッグコミックススペシャル) / 感想・レビュー

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トラシショウ。

呪いによる死を告げて急死した女を看取った際に受け取った書き付けの為に殺害された医者・五味。「呪い」か「殺人」か。その娘からの真相究明依頼を受けた英玖保と朝倉が「へライのソウマケ」=青森は戸来村の秘密裏に呪殺を請け負うとされる蒼馬家の謎に迫る。クリスティの著作を舞台設定を日本に置換、翻案して描くシリーズ第2弾。まさかのノンシリーズを嘉門=ポアロものとして描く若干アクロバティックな内容。とは言え前作で見事なコミカライズに成功した作者の事、特徴的な絵柄のその筆致にそうした迷いは見られない(以下コメ欄に余談)。

2017/10/01

永田 誠治

面白い!今年度No.1。もちろん、原作が面白いのかもしれないけど、舞台を昭和初期の日本にして、アイテムを全て和風にしてるのだから、これはほぼこの作品の魅力といっていいのではないか。今回から女性秘書ゆず子が登場。ミス・レモンからね(笑)作中「もう隠れキリシタンなんていない。隠れる必要がないんだから」ってあるけど、『人志松本のクレージージャーニー』で今でもいることを知った。しかも隠れること自体が信仰となって。衝撃的です。史実はフィクションを凌ぐ。早く下巻を読まねば!

2023/10/21

タリホー

英玖保嘉門シリーズの続編は、シリーズ探偵が登場しない原作『蒼ざめた馬』。星野氏のツイッターの言葉通り、原作を活かしつつも所々に横溝の『八つ墓村』を想起させる描写がある。濃茶の尼さながらに呪いだと喚き立てる婆や、映画で田治見家として撮影された岡山の広兼邸を彷彿とさせる石垣の立派な屋敷が登場する。原作の三人の魔女が三姉妹の祈祷師に置き換えられている辺りも、『犬神家の一族』の三姉妹と『獄門島』のお小夜をミックスさせた感じで良い。犯人は原作通りだろうが、果たしてどのように解決するのだろうか。下巻、大いに期待。

2017/09/29

サテヒデオ@ダイナミックひとり

アガサ・クリスティ作品を翻案しコミカライズした本作。原作小説は未読。どちらを先に読むか迷った末にこちらを手にとったのだが、この選択の正誤は如何に? 呪いと連続死。戸来村の伝承。ドキドキとワクワクがとまらない。

2018/01/07

20/20

原作と比べると日本的な印象が強く感じられます。 半分横溝正史の映画を見ているようでもある。 コミックの方がキャラクターの表情が読めるのでそこがいいところだと思います。 原作を読まなくても、コミック派はこの作品は楽しめると思います。

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