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人間失格 (2) (ビッグコミックス)

人間失格 (2) (ビッグコミックス)

人間失格 (2) (ビッグコミックス)

作家
伊藤潤二
太宰治
出版社
小学館
発売日
2018-03-30
ISBN
9784091898265
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人間失格 (2) (ビッグコミックス) / 感想・レビュー

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Bugsy Malone

堀井が言う、まるで地獄だ、その地獄の中で表現される原作冒頭の十個の禍の塊。伊藤さんの解釈とイマジネーションが真骨頂を迎える。そしてひとコマひとコマに描かれる人物の、何よりその表情が素晴らしい。

2018/10/23

Vakira

伊藤潤二版「人間失格」2巻目。原作に対し若干違ったところがありますが、潤二さんも演出上手いです。純文学してます。「無垢の信頼は罪なりや」出ました。人間の深い業と失格へのスパート。小説にはなかった苦悩と懺悔の幻想描写と地獄絵を漫画の機能として表現フル活用、視覚に訴えます。それにホラー調の絵が合うんです。恐怖や醜の中にあってこそ美が引き立つ。裸女幻想にやられました。潤二さんホラー漫画家と思っていましたが素晴らしい漫画家です。あらためて他の作品読んでみたくなりました。その前に3巻だな。

2021/06/14

はるき

女たちの亡骸の上に佇む男。頼りなく弱くズルい男。計算ではなく、息をするように他者を貪る悲しい男。彼の人生の行き着く先を見たい。奇跡のコミカライズです。

2018/04/13

澤水月

「十個のわざわいの塊」をここに、このような見せ方で持ってくるか! まさに太宰ミーツ伊藤潤二の意味が凝縮されたかのよう。何故か原作読んだばかりなのに本書で見せ場の場面ですぐ終わると勘違いしており、そうだこの漫画の1巻冒頭は…と思い出しまだ地獄のような描写が続くであろうことを思い知り戦慄。また原作を読みたくなった。作者の新局面を開く代表作になるかと思う

2018/04/20

たまきら

うわあ!自分、太宰ワールドをここまで解釈しきっている作品ないと思う!自分がこの作家の苦手な部分がすべてここで描写されていると言ってしまいたい。でも、ここがこの作家の魅力でもあるわけで…なんという本を手に取ってしまったんだろう。…ちなみに1巻は本棚にあるだけで瘴気を出すので、図書館に寄付しました…。

2020/03/10

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