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ポーの一族 (1) (小学館文庫 はA 11)

ポーの一族 (1) (小学館文庫 はA 11)

ポーの一族 (1) (小学館文庫 はA 11)

作家
萩尾望都
出版社
小学館
発売日
1998-07-17
ISBN
9784091912510
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「ポーの一族 (1) (小学館文庫 はA 11)」のおすすめレビュー

『鬼滅の刃』だけではない! 美しい兄妹愛を描く萩尾望都の名作『ポーの一族』を読み解く

※本稿には一部ネタバレが含まれます『ポーの一族』(萩尾望都/小学館)

 映画の興行成績を塗り替え、多くのファンがアニメ第2シーズン放送を待ちわびている『鬼滅の刃』。個性豊かな登場人物もさることながら、主人公の竈門炭治郎と禰豆子の兄妹愛も作品の大きなポイントです。

 じつは、今から約50年も前から炭治郎と禰豆子に負けない兄妹愛で、読者を魅了している兄妹がいます。その兄妹とは『ポーの一族』(萩尾望都/小学館)に登場する、エドガー・ポーツネルとその妹メリーベルです。

『ポーの一族』の作者・萩尾望都先生といえば、『トーマの心臓』『イグアナの娘』『残酷な神が支配する』など多くの名作を描いている、少女マンガ界の重鎮。ストーリー性の高さと人物描写は、さまざまなマンガ家に影響を与え、少女マンガの神様とも呼ばれています。なかでも『ポーの一族』は今でもファンが多く、40年ぶりに同作の続編「春の夢」が掲載された少女マンガ雑誌『月刊フラワーズ』2016年7月号は発売当日に完売する書店が続出し、話題を集めました。

 同作は独立した15編の物語で構成され、その都度新しいエピソードが…

2021/2/13

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ポーの一族 (1) (小学館文庫 はA 11) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

バンパネラという吸血一族の兄エドガーと妹メリーベルを中心にした話の1巻。耽美な世界観は昔から嫌いじゃないのだけど、普段読み慣れている構成ではないせいか、サクサクと読み進めることができなかった。読む時期が遅すぎたのか、様々な作家やアーティストに影響を与えたという名作過ぎて、長いこと手に取らなかったのを、いろんな意味でほんの少し後悔した。で、エドガーとアランが出てきて「ポーの一族」ってまんま「エドガー・アラン・ポー」じゃんって頭の中浮かびすぎて集中できなかった(苦笑)

2013/11/14

mocha

血と薔薇と、永遠の少年…耽美の世界にどっぷり。少女の頃に読んだけれど、どれだけ理解してたのだろう。ただあやうい美しさに目が離せなかっただけなのかもしれない。今読んでも本当に色褪せない名作。エドガーとアランでポーなのか!と今頃気づく。

2015/12/25

逢日

漫画とは言え萩尾望都は別格。恥ずかしながら今頃初読み。少女期出会っていたら夢中になっていたろう至極の一冊だった。大好きな清水玲子氏が影響受けまくりな感じ。ジャックとエレナ…♡名作と呼ばれる所以、納得。

2017/04/23

mii22.

再読。とにかくなつかしい。 メリーベルが消えていくシーンがリアルタイムで読んでいた当時、一番印象に残っていた場面。今みても絵が美しい。

2021/05/05

がらくたどん

恩田さんの「ダラな薔薇」の物語を読んだのでベタな連想と言われようともそこはやっぱり。えっらい久しぶり。初読はフラワーコミック。結局文庫3冊読んでしまった。表題作とリデルの話と「小鳥の巣」(文庫版だと3巻に収録)が好き。実際時を超える一族なので人間側は世代が代わっていたり、伝説になっていたりする。通して読んでその相関や時系列を整理したり推測したりがまたまた楽しい。ちょうど10代後半だったが、友人とノートに「この話は」とか年表作りに励んだりした。永遠に生きる事はむしろ苦しいかもしれないという事を知った作品。

2022/03/26

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