世界から猫が消えたなら (小学館ジュニア文庫 か 2-2)
世界から猫が消えたなら (小学館ジュニア文庫 か 2-2) / 感想・レビュー
hirune
【Kindle】自分の生命を一日延ばすため世界から大切なものを一つずつ消していく。自分の生命と家族である猫の存在を秤にかける。。究極の選択、こんなの選ぶのは厳しすぎる。どうしたっていつかは訪れる死の瞬間、穏やかな心で迎えられるように気持ちを持っていければ最善なんでしょうね。しかし妻にも息子にも置いていかれる父も辛いんだ。泣いてくれる元彼女や友達もいるし、悪くない死かもしれないね。最後に載っていた猫の写真が可愛かったです☆
2016/09/15
りおん*デラックスsakura-love
1日で読んでしまいました 前に世界から僕が消えたなら キャベツの物語を読んだので大体しってましたがこっちの方が細かく書いてありました だから気持ちとか悪魔がアロハシャツ着てるのは悪魔でなくてもう1人の主人公の悪魔の部分的要素で書いてありましたね でも猫を消さないでくれて嬉しかったです 人間は生きてる以上死が誰でも遅かれ早かれ訪れます それを物を消してまで私ならしなかったです まあファンタジー要素があるので明日死にますはないんですけどねwでも主人公のお父さんと仲良く手紙で分かち合えたらとも思いました
2016/08/08
ムーミン
すぐに伝えられないもどかしい時間こそが、相手のことを想っている時間そのものなのだ。かつて人間にとって、手紙が相手に届き、相手から手紙が届く時間が待ち遠しかったように。プレゼントは、物“そのもの”に意味があるのではなく、選んでいるとき、相手が喜ぶ顔を想像する“その時間”に意味があるのと同じように。P.84
2018/02/16
ケー
とても素敵な本だった。今のままでいるともったいないな、もっと親にいろんなことしてあげたいな、父の思い、母の思い、息子として、ぜんぜんわかってないんだろうなぁと思いました!ほんとに素敵な作品でした!
2017/01/27
マッピー
読み始めはいろいろと引っかかった。余命宣告をされているのに、奇妙にのほほんと過ごす主人公には違和感だらけだ。死ぬのがわかっているのに、一週間の病気休暇で時間稼ぎをする主人公。無責任だよなあ。と、思いながら読んでいたんだけど、途中でこれは小説ではないのではないかと気づく。 この本は、自己啓発の本だ。多分。余命を突き付けられたとき、どう考えて、どう現実と折り合いをつけていくかを書いている。一人称で書かれているから小説だと思ったけど、これ、二人称で書かれていたなら啓発本だ。それなら別に感動しなくても問題はない。
2018/05/24
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