名探偵コナン ゼロの執行人 (小学館ジュニア文庫 あ 2-32)

『ZERO〈上〉〈中〉〈下〉（幻冬舎文庫）』(麻生幾/幻冬舎)

　興行収入は5年連続で最高記録を達成、前作『から紅の恋歌』は2017年邦画ランキングNo.1を獲得した『名探偵コナン』劇場版シリーズ。その前作を上回る快進撃を続けているのが、劇場版最新作『名探偵コナン ゼロの執行人』だ。

　ヒットの立役者は、なんといってもあの男──喫茶ポアロの店員にして私立探偵、黒ずくめの組織の探り屋、そして公安警察という〈3つの顔〉を持つキャラクター、安室透だろう。『名探偵コナン 安室透セレクション ゼロの推理劇（小学館ジュニア文庫）』（酒井匙：著、青山剛昌：原作・イラスト/小学館）でもいろいろな表情を見せる彼だが、劇場版最新作では、〈3つの顔〉の中でも公安警察としての一面がフィーチャーされている。

　公安警察……日常生活では聞き慣れない言葉だ。そこで「“公安”って何？」「コナンでおなじみの目暮警部たちとは違うの？」という人から、「安室さんって、公安の秘密組織〈ゼロ〉の人なんだよね？」「〈ゼロ〉についてもっと知りたい！」という警察もの玄人まで、たっぷり楽しめるエンター…

『名探偵コナン ゼロの執行人』（櫻井武晴、水稀しま、青山剛昌/小学館）

　2018年6月26日（火）、アニメ『名探偵コナン』で安室透（降谷零）を演じている古谷徹が、劇場版『ゼロの執行人』打ち上げパーティーの様子を自身のツイッターにアップした。パーティーは原作者・青山剛昌の誕生祝いも兼ねており、あまりの盛大さに「豪華すぎる」「ヒット作のパーティーは規模も違う…」とファンがざわついている。

　古谷がアップしたのはパーティーを彩った装飾品の画像で、会場中央付近には同作のロゴを象ったコナンと安室の巨大オブジェが。2人は青山のバースデーケーキにもプリントされており、劇中に登場する喫茶店「ポアロ」のエプロンをかけている。さらに、ケーキを囲むように配置された拳銃、メガネ、サッカーボールなどはチョコでできたもの。ファンは「これ食べられるの！？」「作ったパティシエさんも凄い…」「もったいなくて食べられない！」「私の結婚式ではこのケーキを出したいな（笑）」と衝撃を隠し切れないようだった。

　続けて投稿された画像には、会場内に飾られた降谷零の愛車・マツダRX-7の実物が。…

『週刊少年サンデー』24号（小学館）

　2018年5月9日（水）に発売された『週刊少年サンデー』24号から、青山剛昌完全監修の『名探偵コナン ゼロの日常（ティータイム）』が連載を開始。読者からは「最高すぎて言葉にならない…」「布団の中で読んで悶えまくったわ！」と大反響が巻き起こっている。

　同作は、『名探偵コナン』に登場する人気キャラクター・安室透を主人公にした公式スピンオフ。“3つの顔（トリプルフェイス）”を持つ男の日常を、『ダレン・シャン』などで知られる新井隆広が漫画化した。

　巻頭カラーの見開きページでは、ビル屋上のヘリポートでヘリコプターの風を受けながら仁王立ちする安室の姿が。片手に銃を握りしめ、敵と対峙したような鋭い眼光を放つ構図になっている。

　本編ではタイトル通り、安室の生活感が垣間見える朝の日常風景からスタート。安室が働く「喫茶ポアロ」では、ふとした挙動から先読みした行動を見せるなど、本シリーズと同じように頭脳明晰な姿を次々と見せていく。

　人気キャラ・安室透の公式スピンオフとあって、ファンは興奮を隠しきれないようす。「日常と書いてティー…