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庭

作家
小手鞠るい
出版社
小学館
発売日
2021-06-02
ISBN
9784092893115
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庭 / 感想・レビュー

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美紀ちゃん

中学生のマナはSNSいじめにより不登校に。 ハワイへホームステイする。亡くなったパパの実家へ。植物を育てるのは心を育てること。庭を通して花たちを通して天地とつながれる。庭を整えることは心を整えること。曽祖母の話を聞く。ハイディと暮らしていて、だんだんマナがしっかりしていくのを感じる。「西の魔女が死んだ」的な感じ。光がさすラスト。涙が出そうになる。またハワイに戻ってくるという約束が希望になり、マナはまた日本で頑張れると思う。悩んでる生徒には「許す」という気持ちに気づかせることが出来るかも。勧めたい。

2021/08/04

☆よいこ

YA。児童書。中学2年生の三学期にイジメが原因で不登校になった真奈は、春休みに小さい頃亡くなった父親の故郷のハワイに行く。ひとりでハワイに来た真奈は、祖母のハイディと暮らすうちにハワイの豊かな自然や神話に魅せられ、癒される。庭の世話をし、ハイディの語る日系移民の話を聞く。自分のルーツを知り、ハワイの事をもっと学びたいと未来を夢見る。▽躓いてしまった少女の成長物語。ハワイいいね(行ったことないけど)

2021/07/12

mayu

いじめにあい、学校生活に疲れた少女が向かったのはハワイ。アロハの心を持つ人たちとの出会い、自然に抱かれて暮らすということ。自分のルーツを辿るうちに気づいたのは受け継がれてきた想い。学校での出来事がちっぽけなことに思えて、大切にしたいもの、また戻ってきたいと思える場所を見つけた。ハワイのファミリーの考え方、アロハの心、素敵だと思う。あたたかく包みこむような癒しのパワー感じた。

2021/06/10

そら

児童書。SNSでクラスメイトから虐めを受け不登校になった真奈。亡くなった父親の親戚を頼り、ハワイへホームステイし自分のルーツを知る物語。ハワイの歴史、植物、情景がシンプルな文章からストレートに伝わってきて、移民や真珠湾の歴史も描かれる。真奈の心の成長が瑞々しく、真奈をサポートする家族たちも心優しい。真っ直ぐに心に物語が入り込んできて、その場に居ないのにハワイのパワーを感じる。ハワイへは行ったことがあるのにもっと文化を楽しめば良かったなぁ。次こそリベンジしたい!コロナ禍で前向きな気持ちになれる良書でした。

2021/07/26

ひらちゃん

児童書でもあるのかな。友達との関係がこじれSNSでのいじめ。そして不登校。こんな時、環境を変えてみる本はよくある。離れてみるのはいいけれど、なかなかそんな環境がないので難しい。ハワイならパァーっと気分も晴れそうだ。それだけじゃなく、ハワイの祖母の語る歴史は過酷で、綺麗な部分だけでなくて精神的にもマナには良かったんじゃないかと思う。「窓」も読んでみたい。

2021/07/05

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