女のお悩み動物園
「女のお悩み動物園」のおすすめレビュー
ジェーン・スーの動物になぞらえたタイプ別お悩み相談。アラサー、アラフォー女性の抱える問題に斬りこむ！
『女のお悩み動物園』（ジェーン・スー/小学館）
作詞家、コラムニスト、ラジオ・パーソナリティーとして活躍するジェーン・スー。彼女は、ラジオでリスナーの悩みごとに切れ味の鋭い助言、進言を述べてきたツワモノ……いや切れ者。人生の酸いも甘いもつまみ食いしてきたという彼女の新刊が『女のお悩み動物園』（小学館）だ。
動物園に、草食、肉食、群れで生きる動物、ひとりが好きな動物等々、色々な生態があるように、社会にも多種多様な性格や嗜好の女性がいる。本書は、社会という動物園に暮す彼女たちを動物にたとえ、お悩み相談に著者が答えるというもの。回答はどれも短いが腑に落ちるものばかりだ。
夢見がちで王子様の登場を待ちわびる「ラクダさん」、思い通りに行かない恋愛をガーガー騒ぎ立てる「アヒルさん」、人を信用しすぎてしまう「ヒツジさん」等々、その選別は（当然）恣意的ではあるがユニーク極まりない。
例えば、攻撃的な性格の「ヤマアラシさん」。遠距離恋愛で交際相手と喧嘩中であることについて、著者は「残酷だがこれはダメかもしれない」と述べ、破局を想起させる6つの論拠を提示する。そして…
2020/11/21
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女のお悩み動物園 / 感想・レビュー
美登利
北沢バンビさんの描く女性が皆美しくて、性格が引っ込み思案なのか分かりにくいレベルの美女ばかりです。若く20から40くらいまでの女性は同じ男性よりも、出来ることに期限が決められてます。そして、男性の癒しになるような振る舞いをいつの時代にも求められます。違和感を感じない人は良くてもそれまで特殊な勉強を頑張って登りつめた女性には、男性中心の古い気質の社会が耐えられないのです。男も女も関係ないよと言うのは、本当に得なのか？私は古い人間なので、外勤にいく男性が帰ってくる事務所に優しい女性がいると癒されると思います。
2020/12/13
チャッピー
女子なら｢あるある～｣とうなずけることがたくさんあって面白いけどアラサーまでならもっと楽しめたかな。アラフォー超えるともっと別の動物がわんかさ出てくるだろうな。
2021/02/15
かおりんご
いろんな女性を動物に例えて、お悩み相談にこたえようというもの。昔流行った「動物占い」とは似て非なるもの。こちらは、性格を動物で表しているだけ。「ロールキャベツ男子」みたいな？自分の性格がどれに当てはまるかは、決められないのが残念。どの要素も入っていそうなのだもの。心理系ともちょっと違うかな。でも、さらさら～っと読めた。対象は20代後半から30代あたりか。
2023/02/25
まつこ
動物に分類した色んなタイプの女性が出てくるけど、どれもあるある！ヒョウみたいに生きたいな～。どんな環境にも適応したい…。会社員としては、イルカみたいに強力タッグのチームが憧れです。
2021/01/31
salvador
動物にカテゴライズされた女性の特徴とリアルなお悩み。ちょくちょく自分が出てくるので心して読む。あぁ、１０年前に読んでおきたかった…と思うこともしばしば。スーさんの労う言葉から始まるアンサーが、どれも相談者を思いやる言葉でスッと心に入ってくる。まずこの相手を思い遣る姿勢を常に取り入れて、生きにくい世の中を渡っていくのだ！
2021/02/06
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