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夢見る少年の昼と夜 (P+D BOOKS)

夢見る少年の昼と夜 (P+D BOOKS)

夢見る少年の昼と夜 (P+D BOOKS)

作家
福永武彦
出版社
小学館
発売日
2017-04-11
ISBN
9784093522991
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夢見る少年の昼と夜 (P+D BOOKS) / 感想・レビュー

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北風

新潮文庫で長らく絶版でしたが、まさかの次々と復刻! 特に思い入れのあるのがこれです。 透き通るような透明感の美しさは言葉で表現するのは難しい…。 ふたたび読めたことに感謝!

2018/04/01

【夢見る少年の昼と夜】 引越しを控えた少年は言葉を蒐集し、好きな女の子を探して夜の町を歩く。「僕」が寂しいのは、母さんが恋しいからでも、父さんと縁日に行きたいからでも、引越すからでもない。「僕」が子どもだからだ。 【秋の嘆き】 自殺した兄の秘密。取り返すことのできないもの。自分ではどうしようもないもの。時限爆弾を抱えたような不安と共に、彼女は生きてゆく。読後、どうしようもなく寂しくなった。 【風景】 小説家は療養所で出会った男の運命を想像する。かつて共に暮らした女を亡くした男は幸福な家庭を夢見ていた。

2019/04/27

アレカヤシ

14の短編。短編は長編みたいに大きなうねりはないけど、短い分、焦点が定まっていてこれもまたいい感じ。ユーモアのあるものや、空想科学小説など、バラエティーに富んでいるのも楽しい。自己の分裂?を書いたもの(「鏡の中の少女」「死後」「夜の寂しい顔」「世界の終り」)が多く、とても気になった。 「未来都市」も好きだった。(愛はもっと真剣な、不安な、絶望的な欲求なのです)P336 作者が自身の(愛)の姿をはっきり書いてる。 どうしてもよく分からなくて、違和感があったのは「幻影」で、特にP123~のところ。

2017/10/13

コズミック自意識

どうやらこの本は長らく入手困難だった二冊の短編集を合わせて新装復刊した本らしい.『鏡の中の少女』をかつてセンター試験の過去問として解き(たしか追試験だった)、是非収録された本が呼んでみたいと思っていたが、その時には残念ながら手に入れることができなくなっていた.ふとそのことを思い出して調べてみるとつい数ヶ月前に復刊していたということで購入した.特に前半の作品は期待したとおりのどこか夢を見ているような繊細で心象的な描写が美しい短編が連なっており、このような形で読むことができたのは大変ありがたい.

2018/02/23

tsumugi

切羽詰まった狂気にこちらまで引きずられていきそうだ。 現実と地続きの幻想に目眩がしているうちに、もう戻れないところまで来てしまっていることに気がつく。 悲しみの中でもがいているような、苦しみの中で喘いでいるような。北国の冬はそんなに寂しいのだろうか。暖かな希望まで凍てついていくようで。 だけどこの、誰の声も届かない孤独は、私の中にも巣くっているのじゃなかったろうか。 胸に手を当てて暗然とする。

2017/07/16

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