時代屋の女房 (P+D BOOKS)
時代屋の女房 (P+D BOOKS) / 感想・レビュー
Shoji
1982年直木賞作品。『時代屋の女房』と『泪橋』の二作品が収録されています。大井町から立会川、鮫洲辺りの雑多な埃にまみれた街に住む庶民のお話です。全篇を通して、重たさ、停滞感を感じます。少し危険な匂いもします。だが、不思議と物語は暗くありません。もちろん、明るくもありません。昭和の風景をモノクロ写真で切り取った感じです。私はこういうの好きです。変なレビューですみません。
2021/02/23
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