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小説 太宰治 (P+D BOOKS)

小説 太宰治 (P+D BOOKS)

小説 太宰治 (P+D BOOKS)

作家
檀一雄
出版社
小学館
発売日
2019-06-13
ISBN
9784093523660
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小説 太宰治 (P+D BOOKS) / 感想・レビュー

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東京湾

「誰だって、妄想はある。そもそも人生というものは自分の妄想を抱いて、墓場に急ぐ道程の事だろう。しかし太宰の場合は、殊に一方的に増大してゆく妄想が激しかった。成程、人生という奴は作ってゆく人生だ。しかし、この太宰の作られてゆく人生には全くと言っていいほど天然の是正がない」太宰治という人間への洞察と、彼をめぐる青春の回想。放蕩に耽った若き日々や作家仲間との交流など、同時代を共に過ごした者にしか書き得ない記録に満ちており読み応えがある。翳りある人情家としての太宰の姿が印象深かった。放埓の中に哀愁が漂っている。

2019/08/06

丘の家

★★★☆☆ 太宰の自死は「彼の文芸の抽象的な完遂の為」だったと檀は語る。太宰にしても壇にしても、酒や女遊びがやめられず、それは意志が弱いだけなのに、悲哀などと文学的修辞でみずからの失敗を飾るのだから、いい気なものだ。しかしまあ、壇を借金の人質として熱海に残し、金を工面するために東京にもどった太宰が、檀との約束を反故にして井伏鱒二と暢気に将棋を指していたというエピソードはたしかにおもしろい。「いらいらと太宰流の人生に巻添えを食わされる不快を誰も感じながら」という一文が印象深い。中原中也の酒乱ぶりも笑えた。

2021/05/29

今野ぽた

「○○だねえ」が太宰の口癖だったのだろうか。特に「泣けるねえ」という言葉が何度も出てくる。ヨーヨーにも涙を流す太宰。とにかく酒を飲む飲む。熱海事件、味の素、中原中也との関係などなど太宰治エピソードは大体ここから生まれたのだなと思った。

2021/02/16

相澤謙吉

死んだ人間のことは死んだ人間にしか(あるいは本人にも)分からないのかもしれないのだけれども、この、親しい人の視点から書かれた人間像と、そこに向けられる情に満ちた視線とが、非常に面白く思われた。

2021/06/26

バンル

憶測とは言え太宰治の色々な作品の裏話みたいなのが読めた。檀一雄は結局実朝書いたのだろうか。

2020/11/26

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