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人形月 (IKKI AMUSEUM)

人形月 (IKKI AMUSEUM)

人形月 (IKKI AMUSEUM)

作家
恋月姫
片岡佐吉
出版社
小学館
発売日
2006-06-01
ISBN
9784093590822
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人形月 (IKKI AMUSEUM) / 感想・レビュー

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雪うさぎ

本を開くと魂が身体から抜け出しこの世界に浸っていくのがわかる。そこは深い森の中にあるどこまでも透明な湖。私はいとも簡単に水の中へ沈んでいくが不思議と息はできる。湖底には腐ることのない耽美な世界が横たわっている。透き通るような白い肌、小さな唇、輝く碧色の瞳。漂うエロティシズム。私は触れたくなり手を延ばすがすり抜けてしまう。そこにあるのは永遠の美しさか。しかし、命の宿らない人形に永遠と言う言葉は意味を持つのか。そしてかすかに死の匂いを感じたとき急に息苦しくなり水面に顔を出す。私は本を閉じ、日常の私に還る。

2014/09/04

ひょろ

無垢で清らかで退廃的でエロティック。相反する者たちを内包する人形。その瞳は決してこちらの世界を覗いてこない。俗世など御免とばかりに私たちを拒絶する。一方で愛らしい唇は私たちを誘って止まない。あの小さな体に傅きたくなる。

2015/11/01

リンゴ

すべての写真に大映りになっているので細部まで見れてとても良いです。人形とは思えないほどの精巧さと、退廃的な雰囲気が美しい。妖艶な表情を見せる少女もいれば、天使のような寝顔をした少女も。思わず見入ってしまいますが、ちょっと怖いので手にいれず、ただ見ているだけのほうがいいなw

2014/04/03

周藝傑

素晴らしい人形達だ。人間より美しい。それは命や感情がないのに、人の形や髪や瞳や服を持ってるだろうか。純潔な存在だ。その魂まで。

2015/05/17

hiro6636

妖しくも美しい人形たち。

2021/08/05

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