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エベレストには登らない

エベレストには登らない

エベレストには登らない

作家
角幡唯介
出版社
小学館
発売日
2019-12-04
ISBN
9784093665506
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エベレストには登らない / 感想・レビュー

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hatayan

探検家の著者が『極夜行』を著す前後の雑感を綴ったエッセイ。 経験と体力が高いレベルで調和する40代の5年間程度がいわゆる脂の乗った時期であり、自らの存在を賭けて用意周到に極夜の旅に臨んだことが綴られます。 氏は、自分の行為と表現に自律性を持たせるために他人から金銭的な支援は受けないといいます。植村直己氏が北極単独行の資金を捻出するために企業の支援を仰ぎ、結果的に行動中の判断を狂わせたとの本多勝一氏の過去の指摘を、氏は強く意識しているのではないでしょうか。 氏の次回の作品が楽しみになる一冊でした。

2019/12/22

彼岸花

徒然なるままに書き綴ったエッセイ。「極夜行」で書き残したこと、日常生活など、『探検家角幡さん』から、『人間角幡さん』を、より一層知ることができる本でした。GPSを持たない、スポンサーを受けないことで、様々な制約を課し、目標に向かうには、あまりにもリスクが大きいです。けれど、自然との関わりを持ちながら、自己の存在を確立する登山の魅力は計り知れません。筋金入りの堅物かと思いきや、抜群のユーモアセンスも感じます。親バカの話は、心底笑ってしまいました。元新聞記者だけに、圧倒的な文章力は、彼に対する関心事の一つです

2020/06/15

ケニオミ

以前「最後の冒険家」(こんな死に方は絶対にしたくない!)というノンフィクションを読みましたが、GPS等の文明の利器のせいで(おかげで?)「冒険」という言葉が死語になりつつあります。その中でまだ「冒険家」と呼ぶことのできる角幡氏のエッセイが本書です。タイトルから察せられる通り、大衆に迎合しない角幡氏の視点から、冒険について、そして彼の身の回りについて語られます。まだ冒険譚を読み続けたい僕にとって、彼の話は納得できるものでした。それに語り口も軽妙で、楽しみながら読了することができました。お薦めできる一冊です。

2019/12/30

バルサン聖人

角幡氏にとって、極夜行がどれほど重要な出来事だったのかが炙り出されてくる1冊。正直、角幡氏の本を読んでいると真新しさに欠ける1冊ではある。道具論とか、角幡氏が学生時代に作ってしまった部則の話は面白かった。箸休めに、肩の力を抜きながら角幡氏のエッセンスを楽しめる1冊。

2020/03/07

Hiroo Shimoda

探検の目的は自然に没入し自分と向き合う過程にあり、ある場所でゴールテープを切ることではない、そう言っているように思えた。何事も結果を求め、SNSでマウントを取り合う風潮への強烈な否定ではないか。

2020/08/11

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