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東京輪舞

東京輪舞

東京輪舞

作家
月村了衛
出版社
小学館
発売日
2018-10-25
ISBN
9784093801065
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東京輪舞 / 感想・レビュー

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starbro

月村 了衛は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。公安警察の40年超に渡るクロニクル、私はジジイなので全ての事件および実在の登場人物が解ります。著者版007、『ロシアより愛をこめて』&『私が愛したスパイ』でした。美貌のKGBの女スパイのハニートラップで、籠絡されてみたいなあ(笑)

2018/11/09

遥かなる想い

昭和・平成の裏面史を描く 公安警察小説である。 田中角栄逮捕、東芝COCOM事件、瀬島龍三、 ソビエト崩壊、オウム真理教、國松朝刊狙撃事件、金正男… 砂田と KGBの女 クラーラの宿命の縁を軸に、 世間を震撼させた事件の裏が 著者により 現代に蘇る。 背後に流れる 田中角栄へのオマージュが ひどく哀しい…最後は 「平成」という 一つの時代の終わりを実感できる…そんな印象の作品だった。

2019/03/09

しんたろー

昭和後期~平成を公安として駆け抜けた砂田を主人公に様々な事件の裏側を描きつつ、KGBスパイ・クラーラとの駆け引きを絡めたノンフィクション風のエンタメは読み応え充分だった!挫折を繰り返しながらも奮闘する砂田の姿が、少し下の世代で浮き沈みしながら生きる自分とダブって見えたし、迷走を続けている日本を象徴しているようにも感じた。月村さん流サービスである砂田とクラーラの関係は「男向けの純愛漫画」のようで切なくも楽しかったし、ラストシーンは『8 1/2』や『フィッシャーキング』の名シーンを彷彿させて好みだった💛

2019/03/14

いつでも母さん

月村作家の田中角栄へのオマージュ。とは言うものの、ロッキード事件から地下鉄サリンまで昭和・平成まで40有余年に渡る公安警察小説だった。勿論フィクションだ。が、公安だのチヨダだの・・背後に暗躍するKGBかぁ。警察内部の椅子取りゲームに踊らされ、肝心の真実はいつの間にかうやむやにされるのはいつの時代も同じで、外国が絡むと途端に弱腰になるのもなんだか慣れちゃって・・いかんいかん、国民は視ているのだ。流されてはいけない。そんな事を思って読了した。平成の終りは真の昭和の終りとの言葉が妙にしっくりくるなぁ。

2018/11/12

テディ

目白台の田中角栄邸に侵入しようとした暴漢を夢中で取り押さえた巡査時代。角栄に直接病院に見舞いに来られた大切な思い出を持つ砂田は公安に異動となりロッキード事件、東芝COCOM違反、ソ連崩壊、オウム事件、長官狙撃事件、金正男国外退去を目の当たりにする。都度現れるKGBの美人スパイのクラーラに翻弄され結婚したかつての部下の圭子とは離婚をする。定年後にも見るクラーラの幻影。昭和と平成の闇を浮き彫りにさせた公安警察史として読み応えは充分であり令和となった現在、昭和と平成の幕引きとして読むのに良いタイミングであった。

2020/01/01

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